マネーフォワードがアウトルックコンサルティングをグループ化
株式会社マネーフォワードは、グループ会社であるマネーフォワードクラウド経営管理コンサルティング株式会社を通じて、経営管理サービスの強化を図っています。このたび、アウトルックコンサルティング株式会社の株式60%を取得し、2024年12月18日をもってグループ会社化されることが発表されました。
アウトルックコンサルティングは、経営管理および予算管理システム『Sactona』を提供しています。このシステムは、各顧客のニーズに応じて機能を柔軟にカスタマイズできるため、特に中堅企業や大企業での採用が進んでいます。こうした背景の中、マネーフォワードがアウトルックコンサルティングを迎え入れることで、さらなる顧客満足と市場での競争力を高められることが期待されています。
マネーフォワードは、「ビジネスを前へ。働く人をもっと前へ。」というビジョンのもと、バックオフィス業務を革新してきました。特に、中堅企業向けのクラウド型ERP『マネーフォワード クラウドERP』は、会計や人事労務、契約管理を包括的にサポートしており、多くの企業に利用されています。これにより、経営管理領域においても株式会社ナレッジラボが提供する経営管理プラットフォーム『Manageboard』を通じて、中小・中堅企業の経営課題解決に寄与してきました。
アウトルックコンサルティングの合流によって、両社の技術とノウハウが融合し、一層幅広い顧客ニーズに応えることが可能となります。特に、財務会計から予算実績管理に至るまでの包括的なソリューションが実現し、顧客に対してより価値のあるサービス提供が期待されています。
Sactonaの特徴
『Sactona』は、様々な管理会計・経営管理業務に適用できるシステムであり、企業特有のニーズに柔軟に対応可能です。このシステムにより、中期計画や事業計画、予算管理に至るまでの業務を効率化できます。エンタープライズシステムとしての対応力も備えており、大規模な企業でも安心して利用できます。
- - リアルタイム性: 事業の実態を即座に反映し、迅速な意思決定を支援。
- - スケーラブル性: 小規模から大規模のニーズに応えることができる。
- - 国際化対応: 英語と中国語に対応し、グローバルに展開可能。
今後の展望
このグループ化によって、マネーフォワードの提供する『マネーフォワード クラウド』と『Sactona』が一体化することで、バックオフィス業務のさらなる効率化が期待されます。クライアントへの提供する価値を高め、業界全体のリーダーシップを強化することが目指されているのです。
マネーフォワードとアウトルックコンサルティングの連携がもたらす新たな経営管理ソリューションに、業界の注目が集まっています。
アウトルックコンサルティングの基本情報
- - 名称: アウトルックコンサルティング株式会社
- - 所在地: 東京都港区南青山三丁目1番3号 スプライン青山東急ビル
- - 設立: 2006年
- - 事業内容: 経営管理システム『Sactona』の開発・運営
今後も、マネーフォワードの動向に注目していきたいと思います。