イデアラボ研究倫理審査
2024-12-25 14:32:13

イデアラボが設立した研究倫理審査委員会の意義と目的

イデアラボの研究倫理審査委員会について



2024年12月20日、株式会社イデアラボ(本社:東京都渋谷区)が新たに心理学調査・実験に特化した研究倫理審査委員会を設置しました。この取り組みは、心理学の研究が安全で公正に行われることを促進し、広く倫理審査の重要性を社会に伝えることを目的としています。研究者や企業は、調査を行う際に倫理審査を受ける必要がありますが、特に心理学の分野ではこれを行う場が不足しているのが現状です。

現代の研究環境とその必要性



イデアラボは、企業と協力してアカデミックな心理学研究を行う民間の研究機関であり、日々ユーザーインタビューやアンケート、実験を通して「人の心や行動に関するデータ」を収集しています。このようなデータ取得の際には、必ず事前に倫理的なチェックが必要です。これは、参加者の心身の安全を守るためや、個人が適切に保護されているかを確認するためのプロセスであり、これを「研究倫理審査」と呼びます。

特に、調査参加者の同意や心身への影響、個人情報の取り扱いなどが重要視され、この審査は研究の信頼性や社会的責任を確保するために不可欠です。しかし、残念ながら、所属組織で倫理審査を受けられないケースも多く存在します。

イデアラボの審査委員会の設立目的



こうした問題を解決し、心理学研究者や企業研究者が安定して倫理審査を受けられるようにするために、イデアラボはこの委員会を設置しました。独立した立場の研究者も申請でき、幅広い方に利用してもらえることを目指しています。この取り組みを通じて、「心、感性、行動」に関わる人々が安全で公正にデータを取得できる社会の実現を目指しています。

申請対象と流れ



この委員会の対象は、対面やオンラインでのアンケート・インタビュー、観察調査、実験室で行う心理実験、生理データを計測する研究など、基本的に人を対象とするほとんどの研究に対応しています。ただし、主たる実施者が日本国内で行う非侵襲な方法に限られます。

サービス料金は1回あたり18万円(税別)、審査期間は最大5週間です。申請受付は2025年1月6日から開始されます。

今後の展開と理念



イデアラボは、心理学研究の専門性は「人の心を観る・測る」ことに重きを置いており、倫理審査の重要性や具体的なプロセスを広く知ってもらうために、セミナーやイベントを企画しています。また、心理学的な知見が正しく活用され、発展できるための教育・コンサルティング活動も予定しています。

このように、イデアラボが設立した研究倫理審査委員会は、心理学研究が持つポテンシャルを最大限に引き出すための重要な一歩となることでしょう。今後のサービスの提供に大いに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社イデアラボ
住所
東京都渋谷区恵比寿3-29-1 クロースポイント2階
電話番号

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