株式会社スリーハイが取り組む健康経営
神奈川県横浜市を拠点にする株式会社スリーハイは、経済産業省と日本健康会議が共同で推進する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」の認定を受け、さらにその上位500社のみが選ばれる「ブライト500」にも選出されました。これは3年連続で健康経営優良法人に認定されたことを受けたもので、企業の健康経営への取り組みが非常に高く評価された結果です。
特に、スリーハイはその企業規模からも珍しく、横浜市に本社を置く製造業として「ブライト500」に選ばれた唯一の企業です。これは、健康経営を経営戦略に取り入れ、従業員の健康管理を重視している証拠です。
健康経営優良法人認定制度とは
健康経営優良法人認定制度は、企業が従業員の健康を経営の視点から捉え、戦略的に実施しているかどうかを評価する制度です。「ブライト500」は、その中でも特に貢献度の高い企業を評価するもので、地域において健康経営の発信も行う優良法人を表彰します。
スリーハイが健康経営に取り組んだ背景
スリーハイは、「温める」ことを企業のバリューとして掲げ、その価値を提供する中で、関わる全ての人々—もちろん従業員も含まれます—を大切に思っています。そのため、従業員の健康を守ることは、経営上の重要課題であると認識しています。
会社の規模が小さいため、1人の従業員が病気などで欠勤すると事業に大きな影響が出る為、従業員の健康管理を経営課題として重視しています。
健康経営戦略の具体的な取り組み
2023年に策定された「健康経営戦略マップ」に基づき、スリーハイは具体的な取り組みを開始しています。その一環として、以下の施策が実施されています。
1.
ストレスチェックの実施: 法律では常時雇用者が50人以上の事業場で実施が義務付けられますが、スリーハイでは全従業員に対して実施しています。
2.
18時半退社の推進: 業務効率化を図る中で、原則全従業員18時半退社のルールを定め、労働環境の改善に努めています。これにより、前期比26.2%の残業削減が実現されています。
3.
「昼礼」の導入: フレックスタイム制度を考慮し、昼にミーティングを行い、健康経営に関するセミナーも開催しています。これにより、業務に関連した情報共有と健康への意識づけが効率的に行われています。
4.
運動習慣の促進: 専門家を招いたストレッチやウォーキングのトレーニング講座を開催し、従業員の健康意識の向上に貢献しています。この取り組みの中で得られたフィードバックは、社員のリフレッシュにも大いに役立っています。
今後の取り組み
更に、外部の健康サポート企業と連携し、保健師による面談や眠りの質を向上させるための施策を検討しています。
スリーハイは、健康経営の理念を組織全体に浸透させる事で、従業員が心身共に健康でイキイキと働ける環境を提供し続けます。このような取り組みを通じて、企業としての持続可能な成長も目指しています。
スリーハイの基本情報
- - 会社名: 株式会社スリーハイ
- - 代表者: 男澤誠
- - 所在地: 神奈川県横浜市
- - 設立: 1990年5月24日
- - 事業内容: 産業用ヒーター及び温度コントローラの製造・販売
公式ウェブサイト:
スリーハイ公式サイト