ハイヤールーが約2.2億円の資金調達を実施、採用プラットフォームが進化を遂げる

2023年10月、東京都渋谷区に拠点を置く株式会社ハイヤールーは、エンジニアリング組織向けのプラットフォーム強化を目的とした新たな資金調達を実施しました。今回の調達では約2.2億円を獲得し、これによりシリーズAラウンドの累計調達額は5.3億円に達しています。この資金はエンジニア採用と技術力向上に向けた事業のさらなる活性化に充てられる見込みです。

ハイヤールーは、エンジニアリングの採用力と技術能力を強化するためのプラットフォーム「HireRoo」を展開しています。特にAI時代に適応したスキル面接サービス「HireRoo Skill Interview」は、すでに200社以上の企業に導入されており、これまでの選考過程で約5万件の活用実績を誇ります。これにより、エンジニアの公正で効率的な選考を実現しています。

現在のビジネス状況は、2022年にプレシリーズA資金を調達した時点と比較して、四半期ごとの売上が10倍に成長しています。これは、企業がスキル評価の質を求めている証拠であり、ハイヤールーの「スキル保証型採用」への需要が高まっていることを示しています。

今回の資金調達は単なる資金注入にとどまらず、ハイヤールーのビジョンにも大きな影響を与えるものです。代表取締役の葛岡宏祐氏は、「コーディング試験の会社からエンジニアリング組織プラットフォームへの進化を目指す」と語り、今後の事業展開に意欲を示しました。2025年にはコーディング試験事業のシェア拡大を目指し、新たに母集団形成事業も進めていく計画です。また、2026年には社内人材評価ソリューションのリリースを予定し、採用・評価・育成の3つのプロダクトが整う形を目指しています。

葛岡氏は、「日本をもう一度、モノづくりで一番へ。」をモットーに事業を進めているとし、ハイヤールーがエンジニアリング文化を根本から支える存在に成長することを期待しています。エンジニアの実力を公正に評価し、そのスキルを最大限に引き出す仕組みを提供することで、採用市場でのミスマッチを減らす狙いです。

さらには、ハイヤールーは今後も新規事業の展開を進める意向で、積極的に人材を採用しています。興味がある方はカジュアル面談にも参加できるとのことです。

このような状況の中で、ハイヤールーは業界の注目を集め続けており、その成長戦略と今後の活動には多くの期待が寄せられています。未来のエンジニアリング業界を支えるプラットフォームとしての成長を見守りたいところです。