血圧を通じて世代を超えたコミュニケーションを促進する市民講座とは

血圧を通じて世代を超えたコミュニケーションを促進する市民講座

2024年10月14日、福岡国際会議場にて、第46回日本高血圧学会総会と日本高血圧協会、オムロンヘルスケアによる市民公開講座が開催されます。この講座では「血圧で繋ぐ世代を超えたコミュニケーション」をテーマに、高血圧管理の重要性が幅広い世代に向けて伝えられます。

日本国内では約4300万人が高血圧を抱え、その中で適切な管理が行われているのはわずか1200万人、つまり約27%に過ぎません。この現状を踏まえ、より多くの人々に高血圧に関する知識を提供し、世代を超えた健康意識を高めることが強く求められています。特に若い世代にとって、高血圧に関する理解を深めることは、将来的な健康管理において極めて重要で、その結果として家族を含む周囲の健康をも守ることに繋がります。

市民公開講座は、二部構成で行われます。第一部では、中高生を中心とした全世代に向けた高血圧に関する講演と、現役の高校生を交えたパネルディスカッションが行われます。具体的には、佐賀大学医学部の専門家による講演や、参加者との対話を通じて、高血圧への理解を深めることを目指します。

第二部では、参加者からの血圧に関する疑問に専門家が直接答えるQ&Aセッションが行われます。これにより、日常生活での血圧管理の方法や、専門家の視点からの具体的なアドバイスを得ることができます。さらに、参加者には血圧計の抽選を通じて、家庭での血圧測定の重要性を身近に感じてもらう機会が提供されます。加えて、カゴメ社の機能性飲料が来場者にプレゼントされるなどの特典も用意されています。

オムロンヘルスケアは、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」というビジョンのもと、家庭での血圧測定の普及に取り組んでいます。この取り組みの一環として、今回の市民講座を通して、高血圧に関する社会全体の意識を高め、疾患の予防や改善に寄与することを目指しています。

この市民公開講座への参加は無料で、定員は400名。申込はオンラインで受け付けており、健康に関心を持つ多くの方々にぜひ参加していただきたいイベントです。