時を超え再登場！名誉金牌タマノイ酢が万博で新たな旅立ち

名誉金牌タマノイ酢の復活

明治26年、アメリカのシカゴ万博で名誉金牌賞を受賞した名誉金牌タマノイ酢が令和の時代に復刻されることが決まりました。これは実に五度目の出展となり、日本の誇りと伝統を世界に発信する機会となります。今回の復刻は、タマノイ酢株式会社が掲げた「基礎調味料の伝統を現代に残し、未来へ紡いでいく」という理念に基づいています。

名誉金牌タマノイ酢の魅力

名誉金牌タマノイ酢は、その芳醇な風味とまろやかな味わいで、多くの人々を魅了してきました。かつて世界中で「最高級の米酢」として親しまれ、特にその「味・利き・香り・栄養」という四拍子の揃った特性は、人々により優れた食体験を提供してきたのです。復刻された令和版では、この特徴をできる限り忠実に再現することが目指されています。

復刻プロジェクトの道のり

復刻プロジェクトは容易なものではありませんでした。過去の貴重な資料を徹底的に調査し、また当時の担当者に対する貴重なヒアリングを行いました。そして、当時使用されていたとされる酵母を用い、伝統的な製法を可能な限り忠実に再現することに挑戦しています。

代表取締役社長の播野貴也氏は、就任を機にタマノイ社の原点を再確認し、このタマノイ酢が自社の誕生に大いに寄与したことを振り返りました。彼は、「そんな想いを感じていただける製品を目指したい」と語り、全社一丸となってこのプロジェクトに取り組むことを表明しています。

万博での出展

2025年に開催される大阪・関西万博で、名誉金牌タマノイ酢は「ORA外食パビリオン『宴〜UTAGE〜』」に出展される予定です。この万博を通じて、日本の伝統的な酢が持つ可能性、そして食文化の楽しさを多くの人々に感じてもらえることを期待しています。

会社概要

タマノイ酢株式会社は1907年に創業し、大阪府堺市を拠点に醸造酢や各種調味料、レトルト食品などを製造・販売しています。公式ウェブサイト（タマノイ酢公式サイト）では、さまざまな製品情報や会社の歴史を知ることができます。彼らの取り組みを通じて、日本の誇りとしての酢の魅力がより多くの人に伝わることを願っています。