2025年卒 就職活動は活況!内定率88.0%、地域別では中部がトップ
リクルート株式会社が運営する就職・採用の研究機関である就職みらい研究所は、2025年卒業予定の大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施しました。2024年7月1日時点での調査結果によると、大学生の就職内定率は88.0%と、前年同月比で4.8ポイント上昇し、引き続き高い水準となっています。
地域別に見ると、内定率が最も高いのは中部地方で92.1%、関東地方が88.9%、近畿地方が88.7%と、いずれも高い水準となっています。一方、その他の地域は81.8%と、他の地域に比べてやや低い数値となっています。
企業の柔軟な対応が求められる?内定承諾期限に関する声
内定承諾期限については、「承諾期限はなかった」が22.1%と最も多く、次いで「2週間以上~1カ月未満」が21.3%となっています。一方で、内定承諾期限に関して学生から「オワハラ」を受けたことがあるという声も7.7%ありました。
調査では、内定承諾期限に関する学生の声として、「設定はされているが、悩んでいることを伝えれば柔軟に対応してくれる企業が多かった」「内々定を頂いた後、一度オンラインでの打ち合わせがあり、就職活動を続ける旨を伝えて希望に合わせた期限を設けてくださったので、ありがたく思っている」といった声が寄せられています。
企業側には、学生の個々の状況に合わせて柔軟に対応することが求められる状況であると言えるでしょう。
就職活動はまだまだこれから!自分のペースで進めよう
就職活動は、学生にとって人生における大きな転換期です。今回の調査結果からもわかるように、多くの学生が就職活動を進めており、内定率も高い水準となっています。しかし、就職活動は、まだ始まったばかりです。焦らず、自分のペースで進め、納得のいく進路決定を目指しましょう。
企業側も、学生の状況に応じて柔軟に対応することで、より良い就職・採用の実現に向けて努力していく必要があると言えるでしょう。