大分県佐伯市で始まる観光プロジェクト「浦100」
佐伯市観光協会が進める新たな観光プロジェクト「浦100」がついに始動します。このプロジェクトは、自然の循環をテーマにし、100年後も豊かな環境を残すための取り組みを行うことを目的としています。
1. 浦100とは
「浦100」は、「100年後も人の営みが豊かな浦を残すための100の観光アクション」から成るプログラムです。このプロジェクトは、佐伯市の豊かな山、川、海から得られた自然の恵みを観光コンテンツとして具現化することを目指しています。市は1623年から持続可能な取り組みを行っており、今後の100年を見越した新たな観光戦略を立てています。
2. 背景と目的
近年、佐伯市の養殖業に従事する業者たちからは、海の力が弱まっているとの懸念が寄せられています。この状況に直面し、私たち佐伯市観光協会は地域の環境を再考し、山川海の自然循環がもたらす恵みを観光の面から学ぶ必要性を感じました。佐伯市は九州で最大規模の森林や一級河川、豊かな漁場を持っており、その資源を最大限に活用しようとしています。
3. 今後の活動
佐伯市観光協会は、約350の協会会員と共に「応援」と「アクションへの参画」の2つの方法でこのプロジェクトを進めます。具体的には、会員へタペストリーやプレートを配布し、プロジェクトへの賛同を促します。そして、豊かな自然体験を提供できる事業者を募り、共に観光プログラムを構築していく予定です。
4. 2023年度の目標
特に2024年春に予定されているJRデスティネーションキャンペーンに向けて、様々な観光プログラムを整備します。初年度には、10の観光アクションを通じて、地域の活性化を図ります。早速3事業者が参画が決まっており、道の駅かまえBuri Laboratoryなどがその一例です。
5. デザインの特徴
「浦100」のビジュアルデザインは、地域の文化や豊かさを表現したものとなっており、現代版の大漁旗が基盤となっています。このデザインは、地域の伝承や保全、循環、多様性をテーマに制作され、岡崎デザインの岡崎友則氏によって手がけられました。見た目は伝統感を残しつつ、現代的なセンスが随所に感じられます。
6. 問い合わせ
このプロジェクトに関する詳細や参加を希望される方は、一般社団法人佐伯市観光協会にお問い合わせください。藤原容子まで、電話0972-23-1101またはメール
[email protected]でご連絡をお待ちしております。
まとめ
「浦100」は、佐伯市の未来と環境を見据えた革新的なプロジェクトです。この取り組みを通じて、参加者一人ひとりが自然の大切さを理解し、実際に体験することで、地域の魅力を再発見する機会となるでしょう。今後の展開から目が離せません。