マレーシアに新たなFPSO拠点を設立し、エネルギー事業を拡大するTOYO
TOYO、マレーシアに新しいFPSO拠点を開設
東洋エンジニアリング株式会社(以下、TOYO)の持分法適用会社であるOffshore Frontier Solutions Pte. Ltd.(OFS)は、2025年4月15日にマレーシアのクアラルンプールに新たな拠点を開設しました。この新しい拠点は、TOYOがグローバルに展開する浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)事業の中核的役割を果たします。
戦略的ハブとしての役割
新拠点は、EPCI(設計、機器購入、建造・据付)プロジェクトを支える重要な戦略拠点です。具体的には、詳細なエンジニアリング作業の監督、船舶造船所における艤装とモジュールの建設および統合の管理、オフショアでの設置および試運転活動の管理を行います。このような責任を遂行することで、TOYOはクライアントに対して革新的かつ効率的なソリューションを提供できるようになります。
さらに、基本設計(FEED)や概念設計(Pre-FEED)、入札に関わる提案、研究開発、デジタルアナリティクスにも重点を置いて業務を展開する予定です。この総合的なアプローチにより、TOYOはマレーシアから世界全体に向けた革新的なサービスを届けることができるのです。
専門スタッフの採用と拡大
すでに新拠点では約200名のマレーシアの専門スタッフが採用されていますが、今後数年間で800名以上に拡大する計画です。これにより、TOYOは地域経済の発展にも寄与し、さらに多くの雇用機会を創出することが期待されています。
地域と世界への貢献
TOYOは、マレーシアがエネルギーとエンジニアリングサービスにおいて競争力のある中心地になることを目指し、新拠点の設立を進めています。立地の利点を活かし、マレーシアの熟練した労働力を用いることで、顧客の多様なニーズに柔軟に対応し、持続可能なエネルギーの安定供給に寄与していきます。
TOYOは、1961年に創立され、グローバルネットワークを構築して世界60ヶ国以上の顧客にエンジニアリングサービスを提供する総合エンジニアリング会社です。元々は化学肥料を中心に事業を展開していましたが、石油化学や資源開発、発電等、多岐にわたる領域で事業を拡大してきました。また、持続可能な社会の実現に向け、エンジニアリング技術を通じて環境に配慮したソリューションの提供に尽力しています。
TOYOの新拠点設立は、単なるビジネスの拡大に留まらず、地域社会や環境への責任を果たす重要な一歩でもあります。これからもTOYOは、グローバルなエネルギーのニーズに応えるべく、革新的で持続可能なソリューションを提供していくことで、社会の発展に寄与し続けます。
会社情報
- 会社名
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東洋エンジニアリング株式会社
- 住所
- 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目1番地 幕張テクニカルセンター
- 電話番号
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043-274-1000