小児医療支援の強化
2025-10-14 11:36:33

ジャパンハート、子ども支援スタッフと顧問アドバイザーを新設し質向上を目指す

ジャパンハート、新たな小児医療支援体制を構築



認定NPO法人ジャパンハートは、東京都台東区に位置し、国内外で医療支援に取り組んでいます。特に、子どもを中心とした無償の医療支援活動を行っているこの団体は、ここに新たに「子ども支援スタッフ」および「顧問アドバイザー」という二つの専門ポジションを設けることを決めました。この措置により、より質の高い小児医療支援の提供を目指しています。

医療支援の質を高める新ポジション



2004年に設立されたジャパンハートは、小児外科医によって創設され、以来一貫して子どもたちの病気に焦点を当てた無償医療支援活動を実施しています。「子どもやその家族の心も救う医療」を信条とし、単なる治療に留まらない、様々な支援に取り組んできました。

今回の新設ポジションは、特に長期入院中の子供たちに対する支援強化を目的としています。子ども支援スタッフは、入院生活を活気づけるための遊びや活動プログラムを通じて、子どもたちの発達と心のケアを担当します。

ジャパンハートアジア小児医療センターの開院



新たな試みは、10月31日にカンボジア・プノンペン近郊にオープン予定の「ジャパンハートアジア小児医療センター」に関連しています。この慈善病院は、小児病床を現行病院の約4倍に増やし、必要な医療支援を大規模に提供することが期待されています。同時に、「顧問アドバイザー」ポジションも設け、専門的知識を持つスタッフがバックアップを行う体制が整いました。

子ども支援スタッフの役割とは



具体的には、子ども支援スタッフは病院内で遊びや活動を通じて子どもたちの心の安定と成長を助けます。また、顧問アドバイザーは、臨床心理士の知見を活かし、子どもやその家族の心のケアの方法を共に考え、支援の裏方として活躍します。

新ポジションが設けられることにより、これまで看護師スタッフが多くの業務を担ってきましたが、彼らは本来の看護に専念できる環境が整うと期待されています。これにより新病院が目指す「子どもやその家族が本当に良いと思える病院」という理念がより実現しやすくなります。

スタッフたちの意気込み



採用されたスタッフは、東京事務局やカンボジアの現行病院での研修を経て、新病院の開院後に活動を開始します。

福山紗耶佳さん(子ども支援スタッフ)


「私はこれまで人材や教育の分野で働いてきましたが、東南アジアでのキャリアを追求する中でジャパンハートに出会いました。心を救う医療という理念に共感します。自身の経験を活かし、現地の子どもたちに貢献したいです。」

縄井一美さん(顧問アドバイザー)


「看護師の経験を活かし、心理学を学んで心理士となりました。子どもたちと再び関わる機会を得たことを嬉しく思っています。治療を受ける子どもたちやその家族の支援を全力で行っていきたいです。」

このように、新しいポジションの登場により、ジャパンハートの小児医療支援がさらに深化することが期待されています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ジャパンハート
住所
東京都台東区寿1-5-101510ビル 3階
電話番号
03-6240-1564

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