BOY NEXT DOORがフィードフォースグループと提携
株式会社BOY NEXT DOOR(以下BND)は、フィードフォースグループ株式会社(以下FFG)との間で、TikTok Shopを活用したコマース支援事業に関する戦略的資本業務提携を締結しました。この連携により、今後日本市場に向けて全方位的なTikTok Shop支援サービスの提供を目指します。
提携の背景と目的
TikTok Shopは、2025年6月に日本に上陸する予定であり、その際のライブコマース型ECの市場規模は、2027年には1兆から2兆円に達する見込みです。これを受けて、BNDは、そのクリエイターおよびライブ運営のノウハウを活かし、FFGはECやデジタルマーケティングの支援基盤を統合して、新たな購買体験を提供する計画です。
BNDは、すでに多くのトップライバーを擁し、商品企画からコミュニティ形成までを行える体制を整えています。一方のFFGも、データフィードを活用したマーケティング支援に優れた実績を持っています。両社の強みを活かし、クリエイターとファン、そしてブランドをつなぐ新しい形のEC体験を創出することが大きな狙いです。
エンターテインメント型コマースの未来
BNDの代表取締役、中村慎之介氏は、「推されて輝く」というコンセプトから生まれたBOY NEXT DOORが、今回の提携を通じてライブコマースのさらなる質の向上を目指していることを述べています。TikTokで見た商品を購入することが当たり前となっている現代、特に日本でのTikTok利用者の3割が、同プラットフォームをきっかけに商品を購入した経験があるとのこと。2023年にはその消費額が1,772億円に達する見込みです。
このように、TikTokというプラットフォームでのスムーズな商品発見と購買を通じて、ただ商品を売るのではなく、消費者が「自分の推しを応援したい」という気持ちから生まれるエンタメ型コマースの実現を目指します。
双方のビジョン
FFGの代表取締役社長、塚田耕司氏は、今回の提携が次世代のコマースの場となるTikTok Shopで、クリエイター起点の新しい購買体験を実装する道を切り開くものと位置付けています。BNDが持つクリエイターとFFGのEC支援基盤を組み合わせることで、国内においてNo.1のTikTok Shop支援サービスを提供することを目指しています。また、両者はクリエイターやファンとの絆を大切にし、共に成長していくことにも重点を置いています。
各社の運営と今後の展望
BOY NEXT DOORは、2014年に設立され、主にTikTok LIVEクリエイターのマネジメントを行っています。エンタメ業界から得た経験を横断的に活かし、顧客に新しい体験を提供してきました。一方で、FFGは2006年に設立され、EC支援を通じて多くの企業の成長を促してきました。
両社の提携は、未来の購買体験を変革する大きな一歩であり、クリエイター起点の新しいコマースの世界が広がることを期待しています。今後も、BOY NEXT DOORとフィードフォースグループの皆による新しい挑戦に注目が集まることでしょう。