女性スピーカーズギルドの設立
日本では男女間の発言機会に大きなギャップが存在しています。この状況を変えるために、佐々木かをり氏が立ち上げたのが『女性スピーカーズギルド』です。この新しいマネジメントサービスは、女性講演者の活躍を促進し、より多様な声が社会に響き渡ることを目指しています。
背景
佐々木かをり氏は、APECやOECDなどで数多くのスピーチを経験し、既に1000回を超える講演実績を持つ人物です。彼女は、日本における男女格差の問題を深刻に捉え、「女性が意見を発信する機会を増やすことが、経済や社会への貢献となる」と考え、このプロジェクトを始動させました。
サービス内容
『女性スピーカーズギルド』では、各種イベントや講演会における女性スピーカーの提案と講演マネジメントを行います。また、審議会、委員会、取締役会などでも女性のメンバーを紹介し、参画を促していきます。扱うテーマには、ダイバーシティや政治、経済、国際情勢、経営、法律、教育、コミュニケーションなど、幅広い分野が含まれます。
スピーカーのラインナップ
初期段階では、24名のスピーカー候補が登録されています。その中には、国際労働機関の専門家や、医療分野の研究者、さらに著名な女優や経営者も含まれます。これにより、様々な分野からの視点を持った講演を実現します。
- - 荒井由希子 国際労働機関(ILO)シニア・スペシャリスト
- - 石井苗子 女優、ヘルスケアカウンセラー
- - 江端貴子 前衆議院議員
など、多種多様なスキルを持つ女性が集まっています。
今後の展望
5月上旬にはグランドオープンを迎え、その時点で100名の女性講演者を登録することを目指しています。さらには8月末までに200名にまで拡大する計画です。全国で講演や研修を行う企業や組織からの問い合わせにも、すでに対応を始めています。
この取り組みは、女性の声を社会に届け、経済や社会での活躍を促すための重要な一歩です。女性がより多くの場で意見を発信することができるように、今後の活動に注目が集まります。