Potlatchが語る新たなリアル体験の未来
VR(仮想現実)技術が進化を続ける中、Potlatch社は新たなステージへと進んでいます。この企業は先日、XTech Venturesをリード投資家とし、790,000米ドル(約1.1億円)を調達しました。これにより、Potlatchはおよそ2.4億円の資金を集め、オリジナルのVRアトラクションの開発や店舗展開を加速させるという壮大な計画を掲げています。特に2025年8月には中野ブロードウェイに新しいVRアトラクション施設をオープン予定です。
VRアトラクション市場の躍進
VRアトラクションとは、利用者がVRヘッドセットを装着し、事前に予約したコンテンツを体験する形態のアトラクションです。この市場は欧米で急成長を遂げており、特にSandboxVR社は「イカゲーム」とのコラボレーションによって1年間で約45億円の売上を上げている実績を持っています。彼らは2028年までにさらに280店舗の出店を計画しており、VRアトラクションの需要が高まり続ける現状を物語っています。
Potlatchの強み
Potlatchでは、最先端のデバイスであるQuest 3を用い、VRと現実映像を同時に体験するMixed Reality(MR)技術が最大の魅力です。このMR技術を駆使した常設アトラクション「XRミッション」は、東京ドームシティにて世界初の常設型MRマルチプレーヤーシューティングゲームとして大変な人気を博しており、体験者が休日には80分も待たされることがあります。また、AWE Asiaにおいて最優秀賞を受賞し、技術力が広く評価されています。
新たな主力コンテンツとして、2025年8月までに中野にてオープン予定のゴーストシューター「Zombie Storm」の開発も進行中です。登場するのは、振動スーツとガンコントローラーを用いた最新のMR体験。プレイエリアは6m x 4mで、最大6人が15分のセッションを楽しめます。平日には2,000円、休日には2,500円というリーズナブルな価格設定も魅力的です。
知名度の向上と今後の展望
これまでのPotlatchの実績には、東京ドームシティでの「XRミッション バトルワールド2045」の開発が含まれており、世界初のQuest 3を使用したアトラクションとして高い評価を得ています。また、大阪・関西万博でのMRアトラクション『SAMURAI:XR 蒼天綺譚 ~厄災から国土を護れ~』も注目されています。
Potlatchの代表、CEO小林大河氏は、「MR技術を通じて、次世代のエンターテインメント体験を創出していく」と自信を見せています。技術革新を通じて、ポジティブな影響を業界にもたらすことを目指しており、世界をリードするMRアトラクションの展開を目標にしています。
投資の意義と企業理念
XTech Venturesの西條晋一氏は、VRアトラクションが真の成長分野であると考えており、Potlatchの開発力と展開のスピードに期待を寄せています。将来的には特に日本を代表するIPやクリエイターとコラボし、革新的な施設を実現するために動き出しており、今後の活動が待たれます。
会社概要
Potlatchは「ベストバリューでXR実装を促進する」というミッションを掲げ、世界中でXRゲームやアトラクションの開発を行っている企業です。これからも成長し続け、業界をリードする存在として注目しています。
最新情報の共有や相談も受け付けていますので、VRアトラクションの導入を考えている企業や個人の皆様は、ぜひご連絡ください。