令和7年7月9日、水曜日に高槻市役所で行われた感動的な会見で、2名の若者が新しい挑戦への第一歩を踏み出しました。浅野千裕さんと山田かおりさんは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊に参加します。派遣先では浅野さんがケニアで青少年支援を、山田さんがタジキスタンで教育支援を担当します。
浅野さんは、児童相談所で職員としてのキャリアを築き、児童福祉において重要な役割を果たしてきました。彼女の経験は、海外の児童養護施設でのボランティア活動に由来しています。その活動を通じて、彼女はJICAの協力隊に参加する強い意志を持つようになりました。
ケニアに派遣される浅野さんは、現地の青少年の薬物やアルコール使用に関する課題に取り組むため、居場所支援施設での活動を行う予定です。彼女の目標は、実際の現場において青少年の健やかな成長を支えるための支援体系を整えることです。現地の関係機関との連携を強化し、必要とされる支援が行える体制を整備することが彼女の主な任務です。
一方、山田さんは高槻市立阿武野小学校の小学校教諭として勤務しており、自身の海外派遣の経験を子どもたちに伝え、グローバルな視点を持つ人材を育成するための動機からJICAの協力隊に参加を決意しました。タジキスタンでは、小学生を対象に算数や体育の授業を実施し、地元の教員たちの教授法の改善にも貢献する予定です。
市役所を訪れた两个者は、それぞれの意気込みを語りました。浅野さんは「現地で得た経験を活かし、児童福祉の分野で貢献したい」と抱負を述べ、山田さんは「帰国後、広い視野を持った子どもたちを育てるよう努力します」と力強く答えました。この様子を見ていた濱田剛史市長も、二人の取り組みを称賛しました。「お二人が派遣されることを誇りに思います。健康に留意し、活動を頑張ってください」との言葉で、彼らを激励しました。
高槻市から国際的な舞台へと飛び立つ彼女たちの挑戦は、地域や世界の未来に大きな影響を与えることでしょう。彼女たちの新たな冒険がどのような成果を生むのか、今後の活躍が期待されます。