ミツカン×日本女子大学「にっぽん食プロジェクト」
今年、ミツカングループと日本女子大学の共同で展開されている「にっぽん食プロジェクト」が、4年目を迎えました。このプロジェクトは、日本の若者たちが料理をもっと楽しめるようにするための取り組みで、今年度は特に料理に対するハードルを感じる若者をターゲットにした施策を行っています。
2025年9月16日、ミツカン東京ヘッドオフィスにて開催された「にっぽん食ワークショップ」では、日本女子大学食科学科の学生たち51名が参加しました。このワークショップの目的は、若者が興味を持てるようなレシピを開発し、その魅力を伝えるためのキャッチコピーを考案することです。
若者の料理離れをテーマとした活動
このプロジェクトは、調理に対する興味を喚起するために、さまざまな視点からアプローチを行います。昨年度のワークショップでは、幼少期の食事がいかに後のコミュニケーションに影響を与えるかを調査し、参加者自身の幼少期の食体験を元にオリジナルコンテンツを考案しました。
本年度のワークショップでは、学生たちが調理へのハードルや、料理を始めるきっかけとなった経験について意見を出し合い、ディスカッションを行いました。そこで出たアイデアを基に、料理に対する興味を引き出すためのキャッチコピーを創出しました。
ワークショップの成果とオフィス内覧ツアー
さらに、このワークショップでは、参加者にミツカングループの歴史や理念を紹介し、普段は見ることができない社内の調理室などを見学するオフィス内覧ツアーも実施しました。このツアーは、企業のバックグラウンドを理解する貴重な機会となりました。
開発されたレシピとキャッチコピー
参加学生が力を入れて開発したレシピは、特に若者が挑戦しやすいメニューを意識しています。以下はその一例です。
1.
春: 「レンジで手軽に!鰆と春野菜のアクアパッツァ風包み蒸し」
簡単調理として、切った材料を包んでレンジで加熱するだけ。
2.
夏: 「ワンランク上の食卓へ すいかとみょうがのゼリー寄せ」
すいかとみょうがを組み合わせた、変幻自在のサラダ。
3.
秋: 「誰でも簡単!ワンパンじゃがいもキッシュ」
フライパンひとつで作る、軽やかなキッシュ。
これらのレシピは、ミツカンの公式ホームページ「おうちレシピ」ページに掲載され、一般の家庭でも作れるよう考慮されています。
参加学生の声
ワークショップに参加した学生たちは、自身の経験を基に意見を共有し、料理について考える時間が有意義だったと振り返ります。「特別な日やきっかけが無いとなかなか料理をしない若者に、その魅力を伝える努力ができた」との感想が寄せられました。
ミツカングループと日本女子大学の「にっぽん食プロジェクト」は、今後も料理の楽しさを広め、調理離れを解消する取り組みを続けていくことでしょう。かつて日本に根付いている食文化を再認識し、若者たちに新たな価値を提供するこの連携プロジェクトは、多くの人々の期待を集めています。