印刷業界の循環経済
2024-10-18 19:20:29

印刷業界における廃棄物の循環経済を実現する新たな試み

印刷業界では常に新しい挑戦が求められていますが、特に環境への配慮が重要なテーマとなっています。最近、サカタインクス株式会社は、印刷ならびにパッケージ産業において廃棄物の再資源化を目指す実証実験を、国内4つの工場で進めていることを発表しました。この取り組みは、業界全体の責任を考えた新しいビジネスモデルの構築を目的としており、持続可能な社会の実現に向けて一歩前進できる重要なチャンスとされています。

現在、サカタインクスは、様々な廃棄物の素材ごとに適切なリサイクルパートナーと連携をしています。例えば、6月に発表した金属スクラップや、8月に発表した廃インキといった取り組みに加えて、名古屋に本社を置く梱包材料専門商社の株式会社名古路商事をはじめ、サカタラボステーション及び阪田産業との協業を開始し、ここでは特にPET廃材の再利用に向けた活動に力を入れています。

サカタラボステーションと阪田産業は、広告物の制作過程において環境に優しい材料を選択し、持続可能な製品を作り出すことに尽力しています。しかし、現在のところ製造過程で発生するPETの廃材は、産業廃棄物として処理されているのが現実です。この状況を改善し、廃棄物を資源として再利用することで、循環経済モデルを確立するための挑戦を始めたのです。

これからの取り組みとしては、再生可能資源を積極的に活用し、廃棄物の再資源化に向けた活動を進めていく予定です。その結果、環境や経済において得られるメリットを具体的な数字として示し、進捗状況を定期的に発表しています。さらに、継続的な実証実験を行ったり、リサイクルパートナーを募ったりして、他の廃棄物素材のリサイクル可能性も検討しながら活動を拡充していくことを目指しています。

また、このプロジェクトに関心のある企業や団体は、ぜひサカタインクスに連絡をしてみてください。リサイクルパートナーとして共にこのサステナブルな活動を進めることで、広く社会に貢献することができます。

サカタインクスは1896年に創業し、世界中に展開する印刷インキのメーカーであり、現在も業界の最前線で様々な製品を提供しています。サステナブルな製品を通じて、人々の暮らしの向上を図ることを企業理念としており、その理念に基づき、今後も新しい挑戦を続けていく姿勢を示しています。

さらに、サカタラボステーションはその名の通り、印刷業界における新しいラボ活動やデジタルプリンティング技術を駆使して、広告業界においても高い技術力を誇っています。阪田産業も、樹脂のリサイクルや新素材の販売など、環境に配慮した事業展開を通じて、確固たる役割を果たしています。

これらの企業の協力を通じて、循環型社会の実現に向けた具体的な成果が得られることが期待されています。サステナブルな未来に向けた大きな一歩を踏み出すために、今後の展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
サカタインクス株式会社
住所
東京都文京区後楽1-4-25日教販ビル
電話番号
03-5689-6601

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