高千穂交易による多言語映像通訳サービス「みえる通訳」の発表
高千穂交易株式会社は、株式会社テリロジーサービスウェアと提携し、革新的な多言語映像通訳サービス「みえる通訳」の提供を開始しました。このサービスは、コロナ以前の訪日外国人客数が増える中で、特にインバウンド需要が拡大する日本の小売業界における顕在化した課題に対応することを目指しています。
インバウンド需要の高まりと課題
日本国政府は、2030年までに外国人観光客を6000万人以上受け入れるという目標を掲げており、そのための受入れ経路の整備が急務となっています。具体的には、日本を訪れる外国人の数がコロナ禍前の3,188万人を上回る勢いで増えており、今後の観光産業にとって大きなチャンスが広がる一方、「言葉の壁」や人手不足といった課題が依然存在しています。これにより、小売業界は新しいソリューションを必要としているのです。
「みえる通訳」の仕組み
「みえる通訳」は、タブレットやスマートフォンを利用し、通訳者とテレビ電話で接続することで、リアルタイムでの通訳サービスを提供します。特に、訪日旅行者が多く訪れる店舗や施設において、日本語を理解しない外国人客への円滑なサポートを可能にします。
対応できる言語は、英語、中国語、韓国語、タイ語などの13言語。日本国内の多言語対応のニーズに応えるために24時間365日サービスを提供しており、特に人員を確保することが困難な深夜や急なシフト変更にも柔軟に対応できるのが大きな特徴です。
高千穂交易の強みと今後の展開
高千穂交易は、1952年から続く独立系技術商社であり、ITシステムやセキュリティソリューションの提供において豊富な経験を持っています。この新たなサービスを通じて、彼らは小売業界とさらなる関係構築を図り、インバウンド対応策としての「みえる通訳」の普及を進めていく考えです。
高千穂とテリロジーの協業
これまでも小売向けのセキュリティソリューションを提供してきた高千穂交易と、ICTサービスを手がけるテリロジーサービスウェアとのパートナーシップは、今後さらに強化される見込みです。両社は、この映像通訳サービスを鮮やかに展開することで、インバウンド需要の増加に対応し、顧客体験の向上を図ることを目指します。
まとめ
高千穂交易による「みえる通訳」の提供開始は、日本の小売業界における多様性を助け、国際交流を促す重要なステップと言えるでしょう。日本を訪れる多くの外国人にとって、スムーズで快適なショッピング体験を提供するために、この新サービスへの期待が高まります。今後の展開に注目が集まります。
詳細やご利用についての情報は、「みえる通訳」の公式ウェブサイト(https://www.mieru-tsuyaku.jp/)をご覧ください。