株式会社ユナイテッドの新たな挑戦
株式会社ユナイテッドは、コロナ禍の厳しい状況の中で事業再構築に向けた大きな一歩を踏み出しました。最近、3億7,000万円のシンジケートローンを締結し、資金を調達したことを発表しました。このプロジェクトは、商工中金がアレンジャーを務め、きらやか銀行や山形第一信用組合といった地域金融機関と協力して実現したものです。
シンジケートローン契約締結の背景
不況の影響で、ユナイテッドはブライダル向けのプロジェクションマッピング業務などを行う中、事業の先行きに危機感を抱きました。そこで、いち早く事業の再構築を決断し、ビジネスモデルの転換を図りました。その結果、M&Aを行い、新たにEC事業を立ち上げました。これにより、Amazon、楽天、Yahoo!などのモールでの物販事業を展開することができました。
さらに、YouTubeチャンネルの運営を開始したり、アパレル事業ではアメリカのOROS・Graphene-Xと手を組み、日本での販売総代理店契約を結びました。コスメティック事業でもオリジナル制品を開発し、D2Cリピート通販事業に進出するなど、多角的な事業展開を進めています。
商工中金は、現場訪問や経営者へのヒアリングを行い、ユナイテッドの強みと財務上の課題を明確化。その結果、企業の価値向上には新規事業のさらなる拡大が必要と判断し、地域金融機関と連携のもとで本融資契約が締結されました。
社会貢献に向けた取り組み
ユナイテッドは、SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みにも力を入れています。株式会社山形銀行との連携で発行した「〈やまぎん〉SDGs私募債」では、企業の社会貢献活動を支援することを目的とし、発行企業に対する手数料優遇も提供されます。これにより、企業は資金を活用して寄付を行うことができます。
今後の展望
優れた資金調達を実現したユナイテッドは、調達した資金を元に新しいビジネス展開を加速する計画です。新規事業分野での積極的な営業活動を通じて、さらなる事業規模の拡大を目指しています。
会社概要
ユナイテッドの本社は山形県米沢市にあり、1972年に設立されました。資本金は3,600万円、代表者は阿部達也氏で、現在従業員は20名。主に物品賃貸業などを手掛けています。
今後のユナイテッドの挑戦から目が離せません。その成長の行方に期待が高まっています。詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。