ECOMMITと中部電力ミライズの新サービス「宅配PASSTO」
2025年3月3日から2025年12月31日までの期間、中部・関西地域において、ECOMMITと中部電力ミライズが提携し「宅配PASSTO(パスト)」が提供されることになりました。このサービスは、不要になった衣類や雑貨を宅配で回収し、循環型社会の実現を目指すものです。
この取り組みは、地域住民に便利でエコなライフスタイルを提案する「カテエネ」というサービスから生まれました。中部電力ミライズは、家庭向けのWEB会員サービスを展開しており、これを通じて不要品回収の申し込みが可能です。サービス対象エリアには、愛知県、三重県、岐阜県、長野県、静岡県、京都府、滋賀県、奈良県、大阪府、兵庫県、和歌山県が含まれ、これらの地域に居住する方が対象となります。
不要品回収の詳細と対象物
「宅配PASSTO」では、回収できるアイテムとして、アクセサリーや小型家電、おもちゃ、ホビー用品、調理器具などの必須アイテムに加え、衣類、タオル、ファッション雑貨、生活雑貨なども含まれています。利用者は、自分で用意した段ボール箱を使用して梱包し、専用サイトから申し込むことで無料で回収することが可能です。
このようなサービスによって、地域で不要になった物品を有効に活用し、廃棄物の削減に寄与することが期待されています。
新拠点「中部サーキュラーセンター」のオープン
回収された不要品は、新たに設立される「中部サーキュラーセンター」でリユース品として再流通します。リユースが難しい品々については、リサイクルパートナーを通じて再資源化され、資源を地域内で循環させることが目指されています。この取り組みによって、中部エリアの資源循環型社会の構築が加速されるでしょう。
これまでの経緯と協力の背景
ECOMMITと中部電力ミライズの提携は、2024年2月に締結された「資源循環型の地域づくり実現に向けた業務連携に関する協定」に基づいています。この協定により、両社はそれぞれの強みを活かし、地域資源の循環を促進するための取り組みを進めています。特に、愛知県蒲郡市との協力により、環境省の公募に応募したモデル事業に採択されていることは、これらの取り組みの信頼性と実効性を高めています。
もう一つの重要なポイントは、ECOMMITが自社開発したトレーサビリティシステムにより、リユース・リサイクル率を具体的に示し、CO2削減に寄与していることです。これにより、企業のサステナビリティ推進にも貢献することができます。
最後に
「宅配PASSTO」は、日常生活の中で簡単に環境への配慮を実践できる素晴らしいサービスです。これまでのエネルギー関連サービスに加え、地域の資源循環を促進する新たな試みに期待が寄せられています。生成される循環が地域社会を豊かにし、更なるサステナブルなライフスタイルの実現へつながっていくでしょう。皆さんも是非、この新しいサービスを利用して、資源循環型社会の一員となってみてはいかがでしょうか。