70歳からの心の見直し
近年、シニア世代の心の健康が注目されています。高齢化社会が進む中、心の不調や認知症予防の重要性が増しています。このような背景の中で、実用書や教養書を手がける株式会社ナツメ社は、3月18日に『70歳からのこころが元気になる習慣』を出版しました。この本は、日常生活で取り入れることができる心のセルフケアの方法を23個紹介し、自分自身の感情や気分をより良いものに変えるサポートをしています。
体の不調と心のつながり
年を重ねると共に、多くの人が経験するのが心の不調です。「昔はできたのに」、「どうしてこう感じるのか」といった悲観的な思考が蓄積しやすくなり、心と体の健康に影響を与えます。さらに、親しい人の訃報や、日々の目標を見失うことも、不安や孤独感を引き起こします。これを放置すると、活動量が減り、体調にも悪影響を及ぼす可能性があります。
本書の魅力
『70歳からのこころが元気になる習慣』は、悩みや感情に基づいた具体的なアプローチで、心のケアを促進しています。内容は3つのパートに分かれ、簡単に取り組める方法がたくさん紹介されています。
Part1: いやな気分に、もう悩まされない!
このパートでは、心を苦しめる習慣を見直すことから始めます。具体的には、
- - 「~すべき」という固定観念を「だったらいいな」に変える思考法
- - 1日1つの良い出来事を記録すること
- - ネガティブな考えは、「と思った」と区切ることで距離を置く方法
などが提案されています。
Part2: おだやかマインドで日々を楽しむ!
ここでは、マインドフルネスを実践するためのテクニックを学びます。
- - 「いま」に焦点を当て、過去や未来に悩まされない生き方を
- - 歩きながら自然を感じることで精神をリフレッシュする映像化瞑想
- - 笑顔を作ることで心を軽やかにする手法
等が取り入れられています。
Part3: もう、好きなことしかしたくない!
最後に、心が喜ぶアクションを増やすことに焦点を当てます。
- - 1週間の気分日記をつけ、自分の心の動きを知る
- - 過去に楽しめた活動を次の計画に組み込む
- - おすすめのラジオやポッドキャストで好奇心を保つ方法
などが紹介されています。
心の専門家からの信頼
この本は、心理学の専門家である福井至氏と、医学博士の貝谷久宣氏の監修のもとに作成されています。シニア世代に適した心のセルフケア方法が学べることから、多くの人々にとって価値ある一冊となるでしょう。
まとめ
心の健康は、体の健康に直接影響を与えます。『70歳からのこころが元気になる習慣』を通して、充実した毎日を送るためのヒントを見つけ、心のセルフケアを始めてみませんか?
この本は、健康で自分らしい生活の実現に向けて、一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください!