タニウム、新たなAI技術で自律型IT実現へ向けた進化を発表
2025年11月18日、フロリダ州オーランドのワールドセンター・マリオットでは、行われた第10回年次カンファレンス「Converge」において、タニウムが自律型ITプラットフォームの最新の革新を発表しました。当日はAIを駆使し、IT運用とセキュリティの分野で新たなスタンダードを打ち立てるための大規模な進化が紹介されました。この新技術は、ITおよびセキュリティの専門家がより迅速かつ効果的に業務を行える環境を提供します。
タニウムの最高技術責任者であるマット・クイン氏は、「私たちは、問題が発生した後に対応するのではなく、自律的な運用を実現するためにAIとリアルタイムのエンドポイントインテリジェンスを活用しています」と語りました。自律型ITの未来を見据えたプラットフォームの提供は、業界全体にとっての大きな一歩となります。
AI技術の導入による新たな運用モデル
Tanium Askの導入
新たに登場した「Tanium Ask」は、AIを基盤にしたエージェント型の体験を提供します。これにより、企業の運用効率は飛躍的に向上し、データ探索やソフトウェア管理、トラブルシューティングまでもが一貫したシームレスな体験として実現されます。さらに、セキュリティ運用においても、Tanium Askは正確なレコメンデーションを提供し、アラートの調査やトリアージを自動化します。
ServiceNowとの連携
Tanium AIエージェントは、ServiceNowの「Now Assist」にも統合されており、インシデントチケットがオープンされるたびにリアルタイムのエンドポイントインテリジェンスを活用して、問題解決のスピードを高めます。単一のチャットインターフェース内で、必要な情報を瞬時に得ることができるため、従来の調査にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。
エンドポイント管理の強化
タニウムはエンドポイント管理機能を拡張し、様々な企業環境でのリアルタイムの可視性を高めています。OT環境への対応など、ITとOTのシームレスな統合が可能になり、業務運営の効率化が図られています。特に、モバイルデバイスの管理をTaniumプラットフォームに統合することで、企業は複数のデバイスを効果的に管理し、運用上の信頼性も強化されます。
セキュリティ運用の強化
「Tanium Jump Gate」は、企業がアクセスの管理を行い、ゼロトラストの原則を徹底するための新機能です。機密リソースへのアクセスを必要に応じて制御することで、セキュリティ監視のリアルタイム性を確保します。さらに、Taniumのエキスパートが直接お客様の環境に入り込み、セキュリティ運用のパフォーマンスを最大限に引き上げることを目指しています。
結論
タニウムは、複雑化するエンタープライズ環境のニーズに応えるべく迅速な進化を進めています。AIを活用し、IT、OT、モバイルを横断する管理とセキュリティを統合することで、組織は真に「止まらない」存在へと変わっていきます。タニウムの最新情報は、公式サイトで確認できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。自律型ITの未来を形作るこの挑戦に、あなたも参加しませんか?
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