島根県の松江で行われた『みらチャレ』ことしまね未来共創チャレンジの最終発表会が2024年12月14日に開催されました。このプロジェクトは、若者たちが地域の問題を解決するために挑戦することを目的とし、2022年度からスタートしました。審査には共創サポーターや特別協賛企業、松江市の市長が参加し、全15プロジェクトから約40名の高校生が集まりました。
最優秀賞は、島根県立矢上高等学校の鈴木輝跡さんと林田悠良さんが提案したプロジェクト「害虫」だけで終わらせない「あの虫」工房が受賞しました。このプロジェクトでは、一般的に好かれない存在であるゴキブリを釣り用の撒き餌として製品化するという斬新なアイデアが評価されました。彼らはさまざまなトライ&エラーを重ね、見事な成果を上げました。
また、準最優秀賞には松江北高等学校の岩本実久さんによる「カフェインレス抹茶で守りたい!松江の茶の湯文化」と、松江農林高等学校の村上暖乃さんと目次詩音さんによる「音友だち〜音作りを通して子どもたちにつながりを〜」が選ばれました。
特別協賛企業賞には、島根県立浜田水産高校の松山駿太さんらのプロジェクト「Monkfish〜アンコウをどんちっち三魚よりも広げよう〜」や、島根県立松江北高等学校の地域の資産を通して守るプロジェクトも受賞しました。また、松江市長賞は松江東高等学校の「だんだん〜松江に燈を灯そう〜」が獲得し、高校生特別賞も『あの虫』工房に贈られました。
発表会ではプレゼンテーションの様子もYouTubeで配信され、そのエネルギーと創造力が画面越しにも伝わってきました。参加者たちはこの半年間の挑戦を通じで感じたことや今後の抱負を語り、会場は感動的な雰囲気に包まれました。
このようにしまね未来共創チャレンジ事業は、参加者に思考力や表現力を育むだけでなく、地域社会のために何ができるかを考える素晴らしい機会を提供しました。このプロジェクトがもたらした成長は、彼らが次のリーダーシップを発揮する基盤となるでしょう。今後もこのようなイベントが続くことを期待し、次世代のリーダーが育つ環境作りが重要です。全体の活動が地域に貢献し、未来を切り拓く手助けとなることを願っています。