旧社宅が新たな魅力を持つリノベーション団地「POST-OMIYA」に生まれ変わる

大宮の新たなレンタルスペース「POST-OMIYA」

埼玉県さいたま市大宮区にて、旧郵便局の職員宿舎がリノベーションを受けて新たに生まれ変わります。その名も「POST-OMIYA」。このプロジェクトは、地域の活性化と住民のライフスタイルを豊かにする試みです。

旧社宅の歴史と再生プロジェクト

この建物は1986年に竣工されて以来、郵便局の職員宿舎として利用されていましたが、2011年にその役目を終え、遊休化していました。そこで、日本郵便株式会社は、ルーヴィス、らいおん建築事務所、およびあきやカンパニーの3社と連携し、建物の改修と賃貸運営の新しい枠組みである「カリアゲスキーム」を通じた再生を決定しました。

住民が参加できるDIY賃貸

POST-OMIYAの特徴は、ただの賃貸住宅ではなく、住民が自ら空間を作り上げていくことができる点です。特に4階にはDIYが可能な賃貸住宅を用意しており、入居者は設備は新しくなりますが、それ以外は基本的に内装をそのまま維持した状態で、自由にリフォームや装飾が可能です。これは、住民が自分のスタイルを表現できる貴重な機会です。

多彩な賃貸スタイル

この建物は5階建てで、総戸数は32戸。その中で、1階は直接テラスに出られる住居と店舗区画が用意されています。2階と3階では、既存の間仕切りを取り払ったオープンなワンルームが提供されており、こちらは単身者やカップル向けの住居として最適です。

地域コミュニティの育成

このプロジェクトでは、建物の再生だけでなく、周辺エリアのコミュニティづくりや防災機能の向上も目指しています。地域住民と入居者が一体となり、活力あるコミュニティを形成することを期待されています。これにより、POST-OMIYAは単なる居住空間ではなく、人々が集まる場所となるでしょう。

まとめ

大宮の「POST-OMIYA」は、旧社宅が新たな形で生まれ変わる一歩を踏み出しました。これまでの歴史を大切にしながら、地域との共生を図り、未来へとつながるコミュニティの形成を目指しています。リノベーションによって蘇るこの場所は、住民にとって心地よい生活空間となることでしょう。今後の展開に目が離せません。

さらに詳しい情報や賃貸条件については、公式ウェブサイトをご覧ください。