沖縄県高等学校新人バレーボール大会がAI技術で華やかに配信!
沖縄県で行われた「第69回沖縄県高等学校新人バレーボール大会」が、AIカメラを駆使して4日間にわたり全試合がライブ配信されました。これは株式会社NTTSportictが、石垣市や西日本電信電話株式会社沖縄支店との連携で進めている地域活性化プロジェクト「マチスポ」の一環として行われたものです。
大会は2024年12月14日から17日にかけて、石垣市総合体育館のメインアリーナとサブアリーナで開催されました。AIカメラは、試合の自動撮影と配信を行い、県内外からリアルタイムで視聴可能にしました。結果、のべ21,500人の観客がこの配信を楽しみ、応援メッセージやスタンプはなんと35万回以上も送信される盛況ぶりを見せました。
この取り組みは単なる配信にとどまらず、地元の人々がスポーツを通じて繋がる機会を創出しています。地域住民や会場に来られなかった家族も、アーカイブ映像を無料で視聴しながら応援することが可能になりました。
特に注目すべきは、17日に行われた決勝リーグの試合が、FMいしがきサンサンラジオとのコラボレーションにより、AIカメラと有人カメラを切り替えながら、実況解説付きで配信された点です。石垣市の市長も参加し、その様子は観客にも感動を与えました。
また、配信に用いられた「STADIUM TUBE Touch」は、INTER BEE AWARD 2024でグランプリを受賞。タブレットを利用した直感的な操作が可能で、迅速に試合映像の切り替えやリプレイを挿入できる機能を持っています。
「マチスポ」によるプロジェクトは、2024年度より2025年3月末まで延長され、さらに多くのスポーツ合宿や地域イベントでもAIカメラが活用される予定です。これにより、スポーツを通じて地域のつながりを深め、皆が楽しむことができる環境が整備されていきます。
最後に、今回の大会を振り返ると、濃密なスポーツ文化が根付く石垣市での取り組みは、地域コミュニティの活性化に寄与し、地域全体のスポーツ推進に繋がることが期待されています。大会を通じて培った応援の熱が、今後のイベントやスポーツ活動にどのように影響していくのか、今後の展開に目が離せません!