上月財団が発表した第24回「スポーツ選手支援事業」の支援対象者が決まり、76名の若手アスリートが選ばれました。この事業は、コナミグループの創業者である上月景正によって設立され、40年以上にわたってスポーツ、教育、文化の振興を目指しています。今年度は、高校生・大学生に年額120万円、小学生・中学生には年額90万円が助成され、特に次世代を担う選手たちへの手厚いサポートが行われます。これにより、彼らは経済的な不安を感じることなく、トレーニングに集中し、世界の舞台での活躍を目指すことができます。
選考委員会には筑波大学の山口香教授や、日本体操協会の萩原智子理事などが名を連ね、18の競技から次世代のスポーツ選手が厳選されました。水泳、体操、柔道、スキー、スケート、陸上、バレーボール、卓球、テニス、バドミントン、フェンシング、ゴルフ、カヌー、eスポーツ、アーチェリー、ウエイトリフティング、自転車、スカッシュの競技ごとに幅広い選手が選ばれました。今までこの支援を受けた選手は1,569名に上り、数多くの選手がオリンピックや世界選手権において成績を残しています。
さらに、支援を受けた選手には「上月スポーツ賞」が授与され、国際大会で優れた成果を上げた選手たちを讃えています。これにより、選手たちは努力の成果が認められることで更なるモチベーションを持って活動することができます。上月財団は今後も次世代アスリートへの支援を続ける方針を示しており、彼らの可能性を最大限引き出していくことが期待されます。
本事業の助成は、2025年9月から2026年8月までの期間で行われ、助成金の使途は主に競技能力を向上させるためのトレーニング費や道具購入等に充てられます。選手たちはこのサポートを通じて、将来のスター選手へと成長していくことでしょう。アスリートの育成とスポーツ文化の振興を目指す上月財団にとって、今年度の支援対象者の選定は重要な一歩となります。彼らの成長と未来に引き続き期待が寄せられています。