「団地音頭」グランプリ受賞
2015-02-14 08:34:11
仮設住宅から生まれた復興ソング「団地音頭」がREVIVE JAPAN CUPでグランプリ受賞!
仮設住宅から生まれた奇跡の楽曲「団地音頭」がREVIVE JAPAN CUPでグランプリ受賞
2014年、復興庁特別後援のもと開催されたREVIVE JAPAN CUPにおいて、宮城県石巻市の仮設住宅を拠点に活動する3兄妹ソーシャルバンド「一途」が手掛けた復興支援ソング「団地音頭」が、カルチャー部門ミュージック部門でグランプリを獲得しました。
この曲は、仮設住宅で暮らす安藤武雄さん(75歳)が作詞、3兄妹バンド「一途」が作曲・編曲を担当。安藤さんが仮設住宅住民の心を一つにしたいという願いから書き上げた歌詞に、「一途」が心を込めたメロディーを付け加えることで完成しました。
「団地音頭」は、仮設住宅生活の疲れを感じている人々にとって、共に歌い踊り、喜びを分かち合う時間、そして新たな一歩を踏み出すための力強い後押しとなる楽曲です。歌と踊りで一体感を生み出し、互いに目を合わせ、笑い合うことで、住民たちの心に再び希望の光が灯りました。
2015年2月13日、表彰レセプションには石巻市の仮設住宅から10名もの住民が駆けつけ、「団地音頭」を披露。会場全体を巻き込む熱気と感動に包まれた様子が伝えられています。
3兄妹ソーシャルバンド「一途」の活動
福井県鯖江市出身の3兄妹で構成される「一途」は、2008年の結成以来、全国各地の小中学校を中心に480回以上の公演を行っています。
彼らの活動は音楽にとどまりません。歌とトークを通して、絆の大切さ、いじめや自殺防止、夢の実現といった大切なメッセージを子どもたちに伝えています。
東北地方への支援活動にも積極的に取り組んでおり、毎年東北応援ツアーを開催。学校や福祉施設などへの応援歌の提供も行うなど、地域社会への貢献にも力を入れています。「団地音頭」も、その活動の一環として生まれたものです。
未来への希望を繋ぐ「団地音頭」
「一途」は今後も東北応援ツアーを継続し、全国各地の小中学校で「団地音頭」を子どもたちと歌い踊り、東北の復興を忘れずにいようというメッセージを発信し続けます。
「団地音頭」は単なる楽曲ではなく、仮設住宅で暮らす人々の希望、そして復興への強い意志を体現した、まさに奇跡の楽曲と言えるでしょう。この曲が、未来への希望を繋いでいくことを願わずにはいられません。
REVIVE JAPAN CUPとは
REVIVE JAPAN CUPは、エコジャパン官民連携協働推進協議会が主催し、復興庁が特別後援するコンテストです。「新しい東北」のためのアイディアや取り組みを発展させ、サポートすることを目的としています。
このコンテストを通じて、多くの革新的なプロジェクトが生まれ、東北の復興、そして日本の未来に貢献しています。「団地音頭」のグランプリ受賞は、その象徴的な出来事と言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人一途
- 住所
- 福井県鯖江市下野田町4-1-3株式会社ウォンツ内
- 電話番号
-
0778-62-3793