韓国リーガルテックの挑戦
2024-04-03 08:00:01

韓国リーガルテック企業が日本市場進出を加速!新サービス発表

韓国のリーガルテック企業であるローアンドカンパニーが、日本市場への進出を加速させる取り組みを始めました。4月2日、東京の経団連会館において開催された日韓スタートアップ連携フォーラムに参加し、公式な事業説明を行ったキム・ボンファン代表取締役は、その意義を述べながら日本市場における新たな挑戦を表明しました。

日韓経済界の相互協力


このフォーラムは、「日韓・韓日未来パートナーシップ基金」が主催し、日本経済団体連合会や韓国経済人協会が支援する形で実施されました。日韓のスタートアップ企業10社が参加し、日本の公的機関や大企業と交流する貴重な機会を得ました。特に、ローアンドカンパニーは韓国のリーガルテック分野において先導的な役割を果たしており、その技術力や実績を披露することができました。

AI法律サービスの強み


キム代表は、同社が展開しているAI法律秘書「スーパーロイヤー」に注目し、その市場競争力を強調しました。このサービスは、韓国国内で非常に高い利用率を誇り、法的な相談に対してさまざまな支援を提供しています。特に、法律AIサービス「ビッグケース」に加え、6月には「スーパーロイヤー」の商用利用を開始する予定です。

「スーパーロイヤー」は、生成AI技術を基盤にした新型サービスで、弁護士業務の効率化を目的としています。キム代表は、このサービスを通じて日本の市場でも高い競争力を発揮したいと意気込んでいます。

パートナーシップの拡大


また、ローアンドカンパニーは、日本でのセールスネットワークを持つパートナーを見つけることに力を入れており、国内の主要企業との面談を予定しています。特にソフトバンクや楽天グループとの協力関係の構築が期待されています。キム代表は、これらの企業とのディスカッションを通じて、法律AIの市場潜在能力を探る意図を明らかにしました。

今後の展望


さらに、今年に入ってローアンドカンパニーは、日本経済界との交流を大幅に強化しています。新経済連盟との面談を通じ、両国のベンチャー企業とのビジネスプログラムを推進するなど、協力関係を築いています。2月には、日本最大累規模のDX総合EXPOにも出展し、法律AI技術に関する最新の情報を共有する機会を持ちました。

今回のフォーラムをきっかけに、ローアンドカンパニーは韓国での成功を基盤に日本市場におけるさらなる前進を目指します。まずは、法律領域におけるデジタルトランスフォーメーションを推進し、両国の企業としての競争力を高めていくことが大きな目標です。

韓国のリーガルテック企業が日本市場に進出することで、生じる業界の活性化や新しいビジネスモデルの創出が期待されています。ローアンドカンパニーのAI法律サービスが日本市場にもたらす可能性について、今後の動向から目が離せません。

会社情報

会社名
Law&Company Co., Ltd
住所
大韓民國 ソウル特別市 カンナム区 テヘラン路 42019F
電話番号
822-3477-0622

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。