最新の電子同意取得が医療現場に革新をもたらす
株式会社OPEReは、セイコーソリューションズ株式会社と連携し、患者説明DXシステム「ポケさぽ」にLINEを利用した新しい電子同意取得機能についての実証実験(Proof of Concept、以下「PoC」)を開始しました。この取り組みにより、医療現場における患者とのコミュニケーションが大きく変わろうとしています。
背景:医療現場の課題
医療機関では、入院や検査、手術といった際に多くの同意書の取得が必要です。これまで、紙での運用が主流であったため、手間や時間がかかり、患者の心理的な負担も増加していました。OPEReの「ポケさぽ」は、患者が普段使っているLINEを通じて、必要な情報を受け取れるようになっており、すでに全国130以上の医療機関に導入されています。また、セイコーソリューションズは「コンパクトイン」という電子同意サービスを展開し、同意プロセスのデジタル化において先進的な取り組みをしています。これら2つのソリューションを組み合わせることで、患者がスマートフォン1台でスムーズに同意の確認と署名ができる環境を整備することを目指しています。
連携の概要
本実証実験では、次のステップが予定されています:
1. 患者が病院で配布されたQRコードをLINEアプリで読み取る。
2. 「ポケさぽ」が「コンパクトイン」のシステムに接続し、対象患者の同意書情報を取得。
3. 提供された同意書のURLを患者に提示。
4. 患者は内容を確認し、その場で電子サインを完了。
この流れにより、患者は「ポケさぽ」内で完結し、医療機関は別のアプリを介さずに運用できるようになります。これにより、患者の負担が軽減され、医療機関側も業務効率が向上します。
PoC参加医療機関の募集
本実証実験は、製品版に先立つフェーズとして実施されます。実運用における導線や業務フローの最適化を行うため、参加医療機関を募集しています。対象は、電子同意取得の導入に興味のある医療機関となっており、ポケさぽの導入が必須ではありません。募集開始は2026年6月29日からで、詳細な条件については個別に案内されます。
今後の展開
OPEReとセイコーソリューションズは、本実証実験の結果を踏まえ、医療現場における電子カルテ連携を視野に入れたソリューション開発を進める方針です。今後は、電子カルテからの注文連動を起点にした同意取得フローを自然に業務フローに組み込むことを目指しています。
ポケさぽとコンパクトインの特徴
「ポケさぽ」は、患者が医療機関から必要な情報をLINEで受け取ることができるコミュニケーションシステムです。これにより、医療従事者の負担を軽減しつつ、患者の理解度向上を目指しています。また、AI機能を利用した「AI窓口」もあり、患者からのよくある質問に自動で対応します。
一方、セイコーソリューションズの「コンパクトイン」は、医療分野の電子同意プロセスを効率化し、患者や医療機関の負担を減らすためのシステムです。様々な機能があり、既存の電子カルテとの連携も可能で、医療業務のデジタル化を推進しています。
このように、OPEReとセイコーソリューションズの協力により、医療現場は徐々にデジタル化が進んでいます。これからの医療がどう進化するのか、目が離せません。