フランス料理の巨星、家庭料理の世界へ
2025年9月5日、株式会社主婦の友社から新たな料理本が誕生します。それは、日本のフランス料理界の巨匠、三國清三シェフによる『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』です。70年以上の人生を送ってきたシェフが、初めて家庭料理に挑戦したこの本は、まさに彼の集大成とも言える作品です。
作ることの喜びを伝える
三國シェフは、これまで数々のレシピ本を著してきましたが、家庭料理に特化した本は今回が初めて。彼はコックコートを脱ぎ、エプロン姿で素の自分を見せることに挑戦しました。この新たな姿には、家庭料理に向けたシェフの深い愛情と情熱が込められています。
本書には、和風、中華、洋風、さらにはおつまみやスイーツまで、全80品が掲載されています。特別な食材を使うのではなく、スーパーで手に入る身近な材料で調理できる点が嬉しいところです。シェフは「肉じゃが」にトリュフを使ったり、ジビエでしょうが焼きを作ったりすることは一切なく、シンプルで誰でも作れる料理を提案しています。
家庭料理への想い
三國シェフは北海道増毛町の家庭で育ち、かつての貧しい食生活が今の料理哲学に大きな影響を与えています。お母様が作ったお弁当は白いご飯だけだったけれど、その中に込められた母の愛情を伝えたいという思いから家庭料理への挑戦を決意したそうです。
彼は「自分の料理がのったお皿を囲んで、家族がおいしいと言い合う日常を大事にしたい」と語ります。家庭料理には、家族の温もりやつながりがあることを強調し、一品一品に魂を込めて作られたレシピが詰まっています。
注目のレシピが満載
本書では「和風と中華の定番おかず」や「洋風ごちそうおかず」など、カテゴリーごとに魅力的なレシピが並びます。例えば、ハンバーグやカレーライス、ギョーザ、ロールキャベツ、さらには思い出の北海道レシピとしてジンギスカンうどんやラーメンサラダも収録されています。
特にラーメンサラダは、シェフが修業時代に学び取った技術が注ぎ込まれており、絶対に試していただきたい一品です。
家庭料理の極意
さらに、「家庭料理の極意」や「基本」は全ての料理人に役立つ貴重な情報も満載です。丁寧な手順説明やプロセス写真、コツを伝える「ミクニポイント」により、実際に調理する際に非常に参考になる内容になっています。
シェフはこの本を通じて、家庭料理の可能性と喜びを伝えたいと考えています。今後も「美味しい料理で家庭が温まる」ことを願い、未来に繋がるレシピを提供し続けるでしょう。
まとめ
これからの家庭料理を変える一冊、『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』。三國シェフの熱い思いが詰まった本書は、料理初心者から上級者まで幅広く楽しめる内容です。家庭での料理がもっと楽しく、美味しくなるきっかけを与えてくれることでしょう。
料理本をキッカケに、これまでの肉じゃがを一新してみるのはいかがでしょうか?この機会に、三國シェフ直伝の家庭料理を習得して、ぜひご家族とともに美味しい時間を共有してください。