LuckyFM、成功の秘訣
株式会社LuckyFM茨城放送は、2025年3月期において30年ぶりに売上高が最高を更新し、1,648,937千円を達成しました。この成果は、2019年11月に堀義人がオーナーに就任した際からの徹底した経営改革の成果です。特に、番組のほぼ全てを内製化し、オリジナル番組として展開したことは、リスナー層を広げる大きな一歩となりました。
組織改革とFM転換の成功
LuckyFMは、茨城県のFM局としての地位を確立するために、様々な改革を行いました。新たな中継基地をつくばに設けることで、リスナーへのアクセスを改善。特にFM転換を推進することで、ブランド力を向上させました。また、イベント事業も強化し、「Lucky FM」という新ブランドを成功裏に打ち立てました。
野外音楽フェス「LuckyFes’24」の開催
昨年度は、国営ひたち海浜公園で「LuckyFes’24」を開催しました。このフェスは、アジア最大のテーマパーク型音楽フェスを目指し、会場を大草原エリアに移して4つのステージを設置。国内外から114組のアーティストを迎え、6万人以上の参加者を集めることに成功しました。このイベントは多くの音楽ファンにとって、楽しみの一つとなっています。
多様なイベントの開催
Wshowcaseでは、水戸市民会館のグロービスホールで様々なコンサートを主催し、地域の音楽シーンを盛り上げています。また、「ヤバいぜ!アラ還!LuckyFMラジオまつり」では、多くのリスナーが参加し、局のコミュニティが広がりました。
若年層向け新番組の立ち上げ
放送編成においては、若年層リスナーをターゲットにした「Teen’s FM」などの新規番組を立ち上げ、音楽をテーマにした番組が増加。特に、韓国の音楽を取り上げた「LuckyFM K-POP Sundays」は、リスナーの関心を集めています。これらの取り組みが功を奏し、放送収入は若干の減少が見られましたが、イベント事業の成長により、全体の売上高は前年比115%を達成しました。
今後の展望と新社長の就任
新年度も引き続き放送事業とイベント事業を基盤に成長を目指します。特に、2025年8月には「LuckyFes’25」を予定しており、過去最高の来客数を見込んでいます。また、リスナー倍増プロジェクトやPodcast番組の制作にも取り組んでいきます。さらに、2025年6月25日より新社長として黒坂修が就任し、会社の発展に向けて新たな舵取りを行います。
LuckyFMは、ここ茨城で地域に根ざしたラジオ局としてだけでなく、全国的に影響力を持つ放送局を目指し、ますますの成長が期待されます。この取り組みを通して、リスナーのニーズに応える質の高いコンテンツを提供し続けることでしょう。