舞鶴市民音楽劇「海のその先」参加者募集!
舞鶴市では、戦後80年、海外引揚開始80年を記念して、10月12日(日)に市民参加型の音楽劇「海のその先」が上演されます。この舞台は、引揚者を待つ市民の想いをテーマにしており、抑留者を迎えるための温かいストーリーが描かれます。
音楽劇の魅力
舞台には、戦後の舞鶴を舞台に、港にやってくる引揚船を待つ人々の姿が描かれます。登場人物は、戦争が終わったにもかかわらず、未だ帰らぬ夫を待つ「とみ」、行方不明の息子を岸壁で待ち続ける「つる」、そして引揚船を見守ってきた「はる」の3人です。これら4人の女性の想いが重なり合い、彼女たちの心の奥にある希望や不安が観客に伝わります。
この作品の演出を手がけるのは、国際舞台での経験を持つオペラ歌手の嶋村友美さんです。彼女の豊かな感性と演出力で、観客を惹きつける感動的な舞台が実現されることでしょう。
募集について
舞台制作には、市民参加を活かしたキャストを募集しています。対象は小学生以上で、市内外を問わず誰でも応募できます。 募集は、以下のように行われます:
- - キャスト:約12名(オーディションあり)
- - コーラス:80〜100人程度
申し込みに関しては、専用のフォームを通じて受け付けています。また、参加のための費用は一切かかりません。興味のある方は、ぜひ舞鶴市のホームページをご確認ください。
公演詳細
- - 公演名:舞台「海のその先」
- - 公演日:令和7年10月12日(日)
- - 会場:舞鶴市総合文化会館 大ホール
公演の脚本は伊藤浩志氏が担当し、音楽は加山忠則氏によるものです。歴史的背景を持つ作品だけに、地域の方々が一緒に作り上げることができる意味は大きいでしょう。
嶋村友美さんのプロフィール
嶋村友美さんは、国立音楽大学大学院の声楽科オペラコースを修了後、文化庁スカラーシップの研修員としても活動してきました。2003年には劇団四季オーディションに合格後、オペラ歌手としてのキャリアを歩んでいます。演出家や指導者としても多くの実績を積み、女優としての活動でも注目を集めています。来年には、マドリッド国際映画祭で優秀主演女優賞にもノミネートされています。
舞鶴での音楽劇を通じて、歴史を学び、人々の絆を深める素晴らしい機会です。ぜひみなさんの参加をお待ちしています!