新しいデータ連携ソリューションが登場
ウイングアーク1st株式会社と株式会社セゾンテクノロジーが、連携ソリューションの提供を開始したことを発表しました。このソリューションは、両社の製品である「MotionBoard」と「Dr.Sum」、「HULFT Square」を組み合わせ、企業のデータ活用を促進するものです。2023年10月9日より提供が始まり、特にデジタル・トランスフォーメーション(DX)の進行に伴うデータ管理の問題を解決することを目的としています。
ソリューションの概要
連携ソリューションにより、ユーザーは社内に分散するオンプレミスやレガシーシステムのデータを「HULFT Square」を通じて効率的に収集し、「Dr.Sum」によってデータの統合や分析、さらに「MotionBoard」を利用してリアルタイムでのデータ可視化が可能になります。従来、データ連携には多くの工数がかかりましたが、本ソリューションによってその工数を95%も削減できるとされています。これにより、現場部門でもより迅速にデータを活用できる環境が整います。
企業が抱えるデータ活用の課題
最近の調査によると、国内企業の約80%が社内外のデータの活用に関心を持っています。しかし、実際のデータ活用に向けては、情報システム部門が介在するため、準備段階での課題が壁となっているのが現状です。従来必要なデータの取得や連携作業が、ビジネス部門がデータ分析に取り組むまでの時間を遅らせる原因となっています。この新しい連携ソリューションによってその障壁を突き崩し、現場からのデータ活用を後押しします。
連携ソリューションの特長
新しいソリューションでは、国内シェアNo.1のBIツール「MotionBoard」と、大量データを統合・分析・活用できる「Dr.Sum」、さらにクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」が連携します。このプロセスにより、データをより簡単に管理し、利用することが可能となります。「HULFT Square」は、異なるシステム間でのデータ連携を、ノーコードで自動化します。
今後の展望
セゾンテクノロジーとウイングアーク1stは、今後も協業を深化させ、情報の持つ価値を最大限に引き出し、お客様のデータ活用やビジネス変革を支援していく方針です。このソリューションは、企業が競争の激しい市場で優位に立つために不可欠なものとなるでしょう。
この新しい連携ソリューションは、業界を問わず企業におけるデータ活用の革命とも言えるでしょう。データの収集から分析、可視化に至るまでの一連のプロセスを簡素化することで、企業は戦略的な判断を迅速に行えるようになります。