鈴与株式会社、地域貢献の一環として非常食を寄付
静岡市に本社を置く鈴与株式会社が、地域貢献活動の一環として、静岡市社会福祉協議会に非常食を寄付しました。この寄付は、企業が自身の備蓄品を定期的に入れ替える過程で、賞味期限前の食品を有効活用するための取り組みの一環として行われました。
寄付された食品は、イワシ缶720個、野菜ジュース810缶、そしてカレーライス(レスキューフーズ)1,164個です。これらの品物は、生活に困難を抱えている方々に早期に届けられる予定です。10月2日(水)に行われた贈呈式には、鈴与株式会社の取締役や総務部長が出席し、静岡市社会福祉協議会の副会長と事務局長が参加しました。
地域への迅速な支援
寄付に際し、静岡市社会福祉協議会の副会長である高山茂宏様は、食料支援が困窮者にとって最も有意義であることを語りました。「食べ物や生活に困っている人がたくさんいる中で、福祉としても考え方を変えなければなりませんが、食料が福祉にとって一番役に立つと感じています」と述べ、寄付された食品を有効活用させていただくと感謝の意を表しました。
鈴与株式会社の取締役である齋藤茂宏氏も、最近の物価高騰の影響で静岡県内の生活困窮者が過去10年で最も多い状況であることを触れ、「今回の防災備蓄品が少しでも皆さまのお役に立ち、地域に貢献できれば幸いです」とのコメントを寄せました。
符号する理念「共生」
鈴与株式会社は、地域の皆さまが安心して暮らせる社会を実現するために「共生(ともいき)」の精神を大事にしています。この理念に基づき、同社は今後も地域貢献活動を続ける意向を示しました。
企業の持続可能性がますます求められる時代において、地域貢献は重要な役割を果たしています。鈴与株式会社のように、地域のニーズに応じた支援を行うことが、企業としての責任と位置付けられています。
この寄付活動は、地域社会が直面する課題の解決に向けた一歩となるでしょう。鈴与株式会社の取り組みが、今後さらに広まり、地域の支援の輪が広がることを期待しています。