株式会社リンクアンドモチベーション(証券コード 2170)は、新たに完全子会社である株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズと株式会社リンクイベントプロデュースを統合し、2025年1月1日より新会社「リンクソシュール」を設立することが発表されました。この新しい会社は、企業のブランド力を高めるためのオンリーワンの支援を行うことを目指しています。
統合する企業の実績
リンクコーポレイトコミュニケーションズは、IR(インベスター・リレーションズ)を基盤にしたコーポレートブランディングの支援を行っています。形式的な報告書作成に留まらず、個々の企業が独自性をもって自らのメッセージを発信できるような自由な開示を提供しています。年間300社以上のクライアントを持ち、ステークホルダーとの有意義な対話を促進することに注力しています。
一方、リンクイベントプロデュースは、企業の理念の策定や浸透に加えて、コミュニケーション戦略の設計からイベントやワークショップの実施、映像・WEBメディアの活用までトータルで支援しています。こちらも年間約100社にサービスを提供しており、その経験値を基にした実行力に定評があります。
地域と市場の変化
近年、企業を取り巻く環境は急速に変化しています。資本市場では開示ルールの厳格化が進む一方で、企業のメッセージが均質化し、消費者の心に響く力が失われつつあります。また、労働市場における変化も見逃せません。短い商品サイクルや、外部環境の変化に敏感に反応できる柔軟な組織が求められています。こうした背景を考慮すると、リンクソシュールは「伝えたいことが伝わり、伝わったことが動き出す社会」の実現に向け、企業とその内部、外部のコミュニケーションを一貫して支える役割が求められています。
リンクソシュールのビジョンと目指す方向性
リンクソシュールは、企業の対話力を高め、メッセージが確実に社内外で実現されるような支援を行うことを目指します。その手法は、資本市場への発信から対話の形成、さらにはインナーブランディングによる実行力の強化までを一手に引き受けるというものです。これにより、企業は持続的にブランド力を高め、競争力を維持していくことができるでしょう。
会社概要
新会社の正式名称は「株式会社リンクソシュール」で、代表取締役社長には白藤 大仁氏が就任する予定です。取締役には大野 俊一、坂下 英樹、砂川 祐恵、松田 佳子の各氏が名を連ねます。監査役には栗山 博美氏が務め、社の信頼性を高める体制が整えられています。本社は東京都中央区の歌舞伎座タワーに位置し、都心からアクセスしやすい地域にあります。
リンクアンドモチベーショングループの総覧
リンクアンドモチベーショングループは、2000年に設立され以来、組織開発や個人開発、マッチング事業までを手がけ、設立以来確実な成長を遂げてきました。代表取締役会長には小笹 芳央氏が、その経営の下、グループ全体の戦略を進めていくことになります。資本金は約13億8,061万円で、証券コードは2170(東証プライム)に上場しています。この新しい試みが、企業にとってどういった変革をもたらすか、今後の展開が大変楽しみです。