JTBが導入する新しい観光体験
観光産業の枠を超え、様々なテクノロジーを駆使した新たな体験が求められる中、株式会社JTBがアバター生成デバイス「AVATARIUM Portable」の取り扱いを開始することを発表しました。このデバイスの第一弾は、2025年6月19日(木)に大阪道頓堀に位置する「Pivot BASE Cafe&Bar @Dotonbori」に設置される予定です。
AVATARIUM Portableの魅力
「AVATARIUM Portable」は、POCKET RDが開発したアバター生成機器です。このデバイスを利用することで、立っているだけで歴史上の人物や観光施設に入り込んだような体験を可能にします。ユーザーによって生成された体験コンテンツはSNSで簡単に共有でき、その地域の魅力を発信する効果的な手段となります。観光地に新たな活力をもたらすこのデバイス、果たしてどのような影響を与えるのでしょうか。
観光業界の課題と解決策
最近、観光地では持続的な運営のための収益維持が重要な課題となっています。多くの観光名所で実施されている顔はめパネルは無料で利用可能ですが、そのために収益化は難しいのが現実です。このような背景から、観光施設のPRにおいても効果的な戦略の模索が続いています。JTBとPOCKET RDは、このニーズに応えるべく、AVATARIUM Portableの導入に至りました。
JTBの貢献
JTBは観光事業に長年携わってきた経験を生かし、POCKET RDと連携することで、観光客が満足できる体験のフローを構築しています。アバター生成からコンテンツ制作までの各段階を検証し、常に観光客のニーズに応えられるサービスを目指しています。今後も各地域の特性を生かしたオリジナルコンテンツを計画しつつ、プロモーション施策や多様な販売チャネルを通じて利用者の拡大を図っていく考えです。
今後の展開について
全国各地の観光施設の特性を活かしたコンテンツ作成を進め、日本の文化や武士、着物などのテーマに基づいた体験を提供し、訪日観光客の満足度や集客を向上させる施策が進められます。JTBはこのような取り組みを通じて、観光地の体験価値を向上させ、持続可能な観光地運営をサポートしていく方針です。
Pivot BASEとは
本デバイスの設置場所である「Pivot BASE Cafe&Bar」は、大阪市中央区道頓堀に位置し、観光情報の提供やプロモーションコンテンツ、食事やドリンクサービスを提供しています。平日と土日祝を問わず、年中無休で営業しており、地域交流の拠点としての役割も訪れた人々に提供しています。
JTBは、「交流創造事業」を通じて地域や社会の課題解決に取り組み、その活動を通じて観光業界の発展に寄与していきます。この新たなアバター体験が観光地にどのような変化をもたらすのか、今後に注目です。