戦後80年の展覧会
2026-01-14 10:44:44

姫路文学館で企画展「戦後80年戦時下の大衆文化」を開催

姫路文学館企画展「戦後80年戦時下の大衆文化」



姫路文学館では、2026年1月17日から3月29日まで「戦後80年戦時下の大衆文化―〈外地〉へのまなざしを振り返る」という企画展を開催します。この展覧会では、昭和6年の満洲事変から昭和20年の終戦までの15年間にわたる日本の文化的活動がどのように大衆や外地に集約されていたのかを探ります。

展覧会の背景


日中戦争や太平洋戦争は国家が全力を挙げた「総力戦」として、従来の国内秩序を崩壊させ、国民全体をこの戦争に巻き込みました。そのため、この期間中の文化活動は戦場だけでなく、母国の市民にとっても重要な意味を持っていました。展覧会では、兵士たちやその家族が体験した文化的背景を生資料を通じて再評価しています。

展覧会の構成


展覧会は以下の4つの主要なテーマに基づいて構成されます。

1. 作家と兵士が見た戦場
従軍作家たちがどのように戦場を観察し、地域の風景や文化をどう表現したのかを探ります。書籍の内容やデザインも紹介し、当時の文筆活動を振り返ります。

2. 従軍画家の描いた大陸前線
任務の合間に描かれた風景や現地の人々の様子を通して、画家たちがどのようにその土地を捉えていたのかを探究します。

3. 南へのまなざし
東南アジアを巡った画家たちの作品から南の国々へのイメージ形成と、それがどのように国民に影響を及ぼしたのかを考察します。

4. 大衆の役割と文化生産
戦時下においてどのように国民が戦争への関心を持ち、文化を通じて銃後の世論が形成されたかを、絵葉書やチラシを用いて検証します。

また、姫路市平和資料館の協力により、播磨地方出身作家の外地に関する資料も展示されます。特に「〈外地〉からの便り軍事郵便絵葉書」のコーナーは見ごたえがあります。

ラップナウ・コレクション


この展覧会の特筆すべき点は、国際日本文化研究センターに寄贈されたドナルド・ラップナウ氏のコレクションによるものです。約6万点に及ぶ資料には、戦争や銃後、植民地に関する絵葉書やチラシが含まれています。

イベント情報


展覧会期間中には、さまざまなイベントが予定されています。特に、井上章一氏と劉建輝氏の対談や講演会も行われる予定で、多くの人々にとって貴重な学びの機会となることでしょう。イベントの詳細は姫路文学館の公式サイトにてご確認ください。

開催概要


  • - 会期: 2026年1月17日(土)~3月29日(日)
  • - 休館日: 毎週月曜日(2月23日は開館)、2月12日、2月24日
  • - 入館料: 一般450円、大学生・高校生300円、中小学生150円(団体割引あり)
  • - 会場: 姫路文学館北館

この特別な展覧会が、多くの人々に新たな視点をもたらし、過去の戦争と文化の関わりを深く考えるきっかけとなることを期待しています。


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会社情報

会社名
姫路市
住所
兵庫県姫路市安田四丁目1番地
電話番号

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