日本初！使用済みPETボトルキャップを原材料にした革新的モノフィラメントの開発

日本初のリサイクル素材を使ったモノフィラメントの開発

日本山村硝子株式会社は、株式会社TRIFE DESIGNおよび株式会社イノベックスとの協業により、使用済みPETボトルキャップを原材料としたポリエチレンおよびポリプロピレン製の「モノフィラメント」を日本で初めて開発しました。この新しい素材は、地域経済の活性化や持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。

モノフィラメントとは？

モノフィラメントとは、化学繊維からなる1本の糸で、一般的に釣り糸や歯ブラシといった製品に使用されています。今回開発されたものは、リサイクル素材から生まれるため、環境への負荷を減らしつつ新しい価値を生み出すものです。

「ReTA BASE」の取り組み

このプロジェクトは、TRIFE DESIGN社が運営するアップサイクルブランド「ReTA BASE」の一環です。異業種の企業が協力し合いながらアップサイクルの全工程を国内で完結させることで、輸送コストや環境への影響を最小限に抑えた循環型モデルを築いています。

各社の役割

1. TRIFE DESIGN社: プロジェクト全体のディレクションやデザインに関与。
2. 日本山村硝子株式会社: 工場内で廃棄されるPETボトルキャップを再生原料化し、ペレットとして提供。
3. イノベックス社: 再生原料を使ってモノフィラメントを製造。

この3社の協業により、技術的なノウハウが集結し、持続可能な新素材が誕生しました。日本山村硝子は、長年にわたるペットボトルキャップからのリサイクルの実績を活かし、材料選別や洗浄を行い、リサイクル素材に必要なペレット化を実現しています。