第18回長野きものパレードが盛況のうちに開催
2025年11月11日、長野市の善光寺周辺で第18回長野きものパレードが華々しく行われました。本イベントは株式会社たちばなが主催し、今年も多くの参加者が集まりました。きもの姿で染められた長野市の情景は見事で、参加者はそれぞれの着物に込められた歴史や意味を再確認しながら行進しました。
長野きものパレードとは
「長野きものパレード」は、2005年から毎年行われているイベントです。コロナ禍による中断を経て、2025年に再び開催されました。このパレードは長野県内でのきもの文化の継承と普及を目的としており、参加者が各人生の節目に着用するきものを紹介しながら楽しむことができる場となっています。お宮参りや成人式、結婚式など、さまざまな通過儀礼に関連した着物が揃い、普段着の秋冬着物も取り入れられました。
開催の経緯
このパレードの始まりは21年前にさかのぼり、最初は参加者が各自の思い思いの着物で集まっていました。その後、株式会社たちばなの松本専務の提案により、着物をより身近に感じてもらい、参加者自身の人生のストーリーを楽しむことを目的とする形に変わりました。それが今日の「長野きものパレード」の基盤となっています。
今年のパレードの様子
祭りの当日は、148名という過去最多の人数がきもの姿で街を散策しました。参加者には無料で着物のレンタルと着付けが提供され、特に若い世代からは「くすみカラー」が人気を集めました。また、男性参加者の中には、ハイネックやマフラーといった洋風のスタイルを取り入れた方も見られ、着物の楽しみ方が広がっていることを実感しました。参加者からは「きものを着て歩くと気分が上がり、普段と違う雰囲気で楽しい」といった声が多く寄せられました。
今後の展開
「長野きものパレード」は今後も『きものの魅力をもっと多くの人に伝えたい』という思いから継続して開催されます。これまでのイベントは善光寺周辺に観光に訪れた海外の方々からも注目を集めており、着物が持つ文化的な価値とその魅力を再確認する場になっています。今後も『きもので長野・日本を元気に』をテーマに、伝統文化としての着物の意義を発信し続けていく予定です。
イベントの詳細
- - 日時: 2025年11月11日
- - 場所: 長野市セントラルスクエア周辺、善光寺
- - 参加者数: 148名
- - パレード内容: 通過儀礼に基づいた衣装を着用し、参加者同士で切磋琢磨しながら街を歩きました。
株式会社たちばなについて
株式会社たちばなは1959年に創業し、長野市内で呉服店とフォトスタジオを運営しています。現在では21店舗の呉服店と16店舗のフォトスタジオを展開し、時代のニーズに合わせたサービスを提供しています。「きもの」という文化を未来に伝え続けるため、今後も新たな取り組みを促進していきます。