砂漠の恵み、ウチワサボテン果実が新しい食品着色料に！

危険な合成着色料の代替としてのウチワサボテン

近年、合成着色料の健康への影響が懸念されています。アメリカ食品医薬品局（FDA）は、特に石油由来の合成着色料の使用を段階的に禁止すると発表しました。この発表は多くの企業、特に日本の食品＆飲料メーカーに影響を与えており、消費者の間にも合成添加物への不安が高まっています。このような状況の中、天然由来の着色料に対する需要が急速に増加しています。

その中でも、綿半トレーディング株式会社が取り扱うメキシコ産のプリックリーペア（ウチワサボテンの果実）は、特に注目されています。これは、甘酸っぱい味とともに、天然の赤紫色素「ベタレイン」を含み、合成着色料を使用せずに鮮やかな色味を付けることが可能な食品素材です。レッドビート特有の癖が少ないため、様々な食品に利用できる点も魅力です。

プリックリーペア製品のラインナップ

綿半トレーディングは、プリックリーペアを使用した以下の製品を展開しています。

1. プリックリーペアピューレ（3倍濃縮品）

この製品は、ウチワサボテン果実の果肉を3倍に濃縮したピューレです。明るい色合いを保ちながら飲料やデザートに適応できます。北米やヨーロッパ、アジアでは既に多くの大手チェーンで採用されており、様々なドリンクや冷菓に使用されています。

2. プリックリーペアパウダーHID-6036

プリックリーペアピューレを原料とし、バキュームドラムドライ（VDD）製法で製造されたこのパウダーは、風味が豊かで従来のピューレの味わいが濃厚です。粉末にすることで、使いやすさも向上しています。

3. プリックリーペアクリアジュース

こちらは、プリックリーペアピューレを還元し、酵素処理した製品で、従来のピューレに含まれる食物繊維を取り除いています。色合いを保ちながら、滑らかな飲料として楽しむことができます。

サボテンの可能性

多くの人がサボテンと聞くと、棘のある緑の植物をイメージしますが、メキシコではウチワサボテンが果実と茎の両方とも食品として古くから親しまれています。健康食材としての関心も高まっており、綿半トレーディングは中部大学と協力し、サボテンの農業としての価値を評価するプロジェクトを進めています。

未来の食品としてのサボテン

ウチワサボテンは、果実だけでなく、緑の茎からも製品を展開しています。そのため、今後の市場でのサボテンの可能性は計り知れません。さらに、地元企業が参入することで、新たな技術や品種改良が期待されています。また、国内外の消費者への認知度も高まっていることから、サボテン食品の市場は今後ますます拡大していくことでしょう。

結論

プリックリーペアは、合成着色料に代わる安全で健康的な選択肢として注目されています。企業は今後も新しい製品への挑戦を続け、消費者の健康を第一に考えた選択肢を提供していく必要があります。興味のある方は、ぜひサンプル提供や詳細な情報を求めてみてください。以下のリンクからご覧いただけます。
原料サイトTR Organic Materials