濃厚な味わい!ホテル三日月のエビ料理が謝朋殿に登場
千葉県木更津市に位置するホテル三日月は、本年4月に国内初の陸上養殖エビ「木更津ぴちぷり海老」を市場に投入。そのエビが、東京の中国料理店「謝朋殿」の季節限定メニューに採用されることが決定しました。このメニューは、「木更津産有頭海老と里芋の重慶唐辛子炒め」として、豊かな食感と風味が楽しめる一皿です。旬の食材である里芋を使ったこの料理は、セロリとエビの組み合わせが魅力で、香辛料の香りが食欲をそそります。
採用の背景
この提携のスタートは、昨年11月に開催された千葉県食材提案会に遡ります。この会に参加したグリーンハウスフーズの担当者が国産エビの活かし方について語ったのがきっかけでした。株式会社Seaside Consultingは、ホテル三日月と相談の上、急速冷凍保存装置を導入し、エビを鮮度を保ちつつ出荷できる体制を整えました。
養殖エビの特長
今回採用されたエビは、サイズ7-12gの有頭エビです。国内エビ養殖事業者が抱える課題、飼育尾数の間引きが重要な要素となります。特に、国内エビ市場は輸入冷凍エビに依存しており、生産者は地道な努力を重ねています。
消費者にとってのメリット
消費者にとって、このサイズのエビには多くの利点があります。柔らかい殻なので、殻ごと食べやすく、カルシウムやキチン質といった栄養素が豊富で、健康にも寄与します。さらに、このエビは血圧を抑える効果や免疫力を高める効果も期待されています。
飲食店にとってのメリット
飲食店においては、有頭エビの調理が容易で、深い味わいを楽しむことができます。急速凍結されたエビは鮮度を保ったまま解凍し、生で食べることもできるため、料理の幅が広がります。
環境への配慮
この取り組みは、SDGsの観点からも期待されています。国内での7-12gサイズの養殖有頭エビの利用が進むことで、食料自給率の向上や、さまざまな社会問題の解決に寄与すると考えられています。
「謝朋殿」について
「謝朋殿」は、1967年に創業し、日本の四季の食材を大切にした本格的な中国料理店です。上海料理を基本に、広東、四川、北京などの調理技法を融合させた豊かな味わいが特徴。
公式サイト:
謝朋殿
Seaside Consultingの役割
株式会社Seaside Consultingは、初の耕作放棄地での陸上養殖に成功し、今後も国内食料の自給率向上を目指して活動を続けています。公式サイト:
Seaside Consulting
このように、ホテル三日月の取り組みは新しい味覚の体験と持続可能な社会の実現に繋がっています。ぜひ、「木更津産有頭海老と里芋の重慶唐辛子炒め」をご賞味ください!