エクスチュアとAppierがマーケティングテクノロジーで連携
エクスチュア株式会社は、AIを活用したマーケティング支援を行うAppier Group株式会社とのパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。この提携により、Appierが提供する様々なAIソリューションがエクスチュアのサービスに組み込まれ、業界の顧客体験向上に寄与することが期待されています。
パートナーシップの背景
エクスチュアは、企業のマーケティングテクノロジーの導入支援に特化したコンサルティング会社であり、「Data to the People(すべての人にデータを)」というミッションのもと、ビッグデータやAIを駆使してクライアントのビジネスゴール達成をサポートしています。一方、Appierは2012年に設立され、AIを搭載したマーケティングソリューションに特化することで、現在ではアジア太平洋を中心に17拠点展開しています。
提供されるAIソリューション
このパートナーシップにより、Appierが提供する以下のAIソリューションが利用可能になります。
- - AIQUA(アイコア): パーソナライゼーションを強化するためのクラウドサービス。顧客の行動に基づき、きめ細やかなマーケティング施策を実行できる。
- - AIXON(アイソン): インテリジェントなデータ拡張プラットフォームで、データの統合と分析を支援します。
- - AIRIS(アイリス): AIによるカスタマーデータプラットフォームで、顧客理解を深め、より良い意思決定を可能にします。
これらのツールがエクスチュアの導入支援を介して市場に展開されることで、企業はより効果的なマーケティング施策を打ち出せるようになるでしょう。
CEOのコメント
エクスチュアのCEO、原田憲悟氏は「顧客体験の向上は、パーソナライズを実現するためのデータプラットフォームが不可欠であり、特にAI技術において強みを持つAppierとの連携は非常に意義がある」と述べています。彼はこの提携を通じて、ユーザーセグメントの発見や施策の実行がより効果的になると確信している様子です。
Appierの反応
また、Appierの日本市場でのシニア・ダイレクター、木村近義氏は「デジタル変革を支援するためのSaaSソリューションにおいて、エクスチュアとの協業は非常に価値が高い」と述べ、両社の技術を組み合わせることで顧客体験を強化できることに自信を示しています。これにより、企業はデータ活用の最大化を図り、パーソナライズされたマーケティング施策を提供されることになります。
今後の展開
両社の提携によって、さまざまな業界向けにマーケティング戦略の強化が進むことが期待されます。市場環境が変化する中で、AIを駆使した効率的なマーケティングテクノロジーの活用は企業の競争力を左右する重要な要素となるでしょう。エクスチュアとAppierの連携がどのような成果を生むのか、注目が集まります。