外国人材を支える新たな日本語教育サービス「RINXsOnline」の登場

新たなオンライン日本語教育サービス「RINXsOnline」の紹介

福岡県のスリーアールソフトウェア株式会社は、株式会社RINXsが提供を開始した海外人材向けのオンライン日本語教育サービス「RINXsOnline」の開発支援を行いました。この新サービスは、外国人材を雇用する企業に対して、業界別や使用言語別にカスタマイズ可能な「仕事の日本語教育」を提供します。

特に2027年に施行される新制度「育成就労」とそれに伴う日本語教育費の企業負担が求められることから、企業のニーズが急増しています。この背景には、教育を実施する機関が「優良受入機関」として認定され、整備されない団体には厳しい措置が取られるという制度の変更があるためです。企業の現場で即戦力となる語学教育をオンラインで受けられるこのプラットフォームは、多くの企業にとって不可欠な存在となるでしょう。

特徴的なサービス内容

「RINXsOnline」では、現場に即した「仕事で使う日本語」を習得するためのオンライン教育を展開しています。特筆すべきは、教育内容が、17か国との二国間協定に対応しているだけでなく、英語、中国語、スペイン語、アラビア語など幅広い言語に対するサポートがある点です。

1. 完全カスタマイズ型教育計画

具体的には、業種や職種に応じてカリキュラムを設計し、ビジネスへ直結した日本語スキルを育成します。また、日本語能力試験（JLPT）や特定技能2号の評価試験対策も行われ、いつでもアクセス可能なレッスンが提供されます。

2. 実務経験豊富な講師陣

さらに、特定技能の16分野に加え、ITやエンジニアリングの分野においても多様な経験を持つ講師が現場での実践レッスンを担当します。これにより、受講者は業界特有の用語や文化的理解を深めることができます。

3. 多言語・多文化対応

授業は、英語や中国語、ベトナム語などの補助言語を使用し、海外在住のバイリンガル講師が24時間体制でサポートします。これにより、受講者は自分のペースで学ぶことができ、国内外の幅広い企業が導入しやすい環境が整います。

経済産業省による承認

RINXsによるこの「日本で働く外国人に特化した業種別教育プラットフォーム」の開発は、民間企業として初めて経済産業省の「経営革新計画」に承認されました。これは、RINXsの教育プログラムが一定の品質と効果を備えていることを示しています。

スリーアールソフトウェアの開発支援

スリーアールソフトウェアは、教育システム開発のノウハウを活かし、ユーザーインターフェースのデザインや、学習管理機能を備えたプラットフォームの設計を担当しました。この努力により、企業は運用面でも安心して「RINXsOnline」を導入できる環境が整っています。

会社概要

- スリーアールソフトウェア株式会社は、コンサルティングや教育システム開発に特化した企業です。福岡を拠点に展開し、業務システムの開発やクラウドソリューションの提供に努めてきました。
- 株式会社RINXsは、日本語・外国語教育を行う企業で、外国人材の支援を専門とし、企業向け研修の開発にも力を入れています。

このように、「RINXsOnline」は、外国人材の採用や育成において、企業に対して新たな可能性を開くものとなっています。今後もこのサービスの動向に注目が集まります。