Virtuosがイギリスに進出、Third Kind Gamesを買収
ゲーム開発の分野での巨人、Virtuosがイギリスの独立系ゲームスタジオThird Kind Gamesを買収したことを発表しました。この取引により、Virtuosは著名なゲーム制作拠点としての地位を確立し、イギリスのゲーム関連コミュニティとの強い繋がりを持つことになります。Third Kind Gamesが拠点を構えるレミントン・スパは、余暇活動に欠かせないゲームが誕生した地でもあり、『Fable』や『Forza Horizon』などの著名な作品もこの地で制作されてきました。
Third Kind Gamesは、元アクティビジョンのベテランたちによって2016年に設立され、以来、AAAゲームの共同開発に特化した実績を持っています。同社の共同創設者であるダレン・ボーウェンやグラハム・ワトソンらは、引き続きスタジオを率いるとともに、70人以上のチームによる新たなプロジェクトに向けた拡大を目指しています。この買収により、Virtuosはイギリスのゲーム開発市場に本格的に進出することになり、その影響力を一層強化することでしょう。
ラヴ・タラニー氏は、Third Kind GamesがVirtuosと提携できたことを喜び、革新性と創造的ビジョンを重視していく姿勢を強調しました。彼によると、このパートナーシップは、Third Kind Gamesが新たなAAAプロジェクトに挑むための重要なステップであるとしています。
また、Virtuosのクリストフ・ガンドン氏は、Third Kind Gamesの共同創設者たちが示すビジョンの重要性を強調し、これからの協力によってAAA IPのポートフォリオを一層拡充できることに期待を寄せています。ゲーム業界全体が新たな需要に応えて進化し続ける中、この買収は両社にとって有意義な成長の一歩となるでしょう。
Virtuosは、2004年に設立され、シンガポールを拠点に活動しています。現在もアジア、ヨーロッパ、北米などに拠点を持ち、約3,800名のスタッフが在籍。これまでに1,500本以上のゲームタイトルを手がけてきた実績があります。
今回の買収にあたっては、Aream & Co.がVirtuosの専属財務アドバイザーを務め、Third Kind GamesはLevel Upなどからアドバイスを受けました。この取引を通じ、新しい市場における機会を最大限に活用し、両社の成長を促進することに期待が寄せられます。
次の展開がどのように進むのか、ゲームファンとしても見逃せない注目のニュースとなるでしょう。また今後、どのような新作ゲームが登場するのか、期待が高まります。