新ブランドHARUNOBUMURATA
2019-02-15 16:01:27

日本人デザイナーHARUNOBUMURATAがミラノで新たなラグジュアリーブランドを発表

日本人デザイナー村田晴信の新ブランドHARUNOBUMURATA



日本のファッションシーンが新たな注目を浴びています。村田晴信という日本人デザイナーが立ち上げた新ブランド、HARUNOBUMURATAがミラノファッションウィークでのコレクション発表を通じて、ラグジュアリーブランドとしての地位を確立しようとしています。

村田氏は東京都に生まれ、エスモード東京校を卒業。日本におけるファッション業界でのキャリアをスタートさせた後、イタリアに渡り、ファッションデザインの教育を受けました。マランゴーニ学院での学びを経て、彼はイタリアファッション協会が主催するコンペティション「Next Generation」において、アジア人初の受賞者となります。その後、2012年にはHARUNOBUMURATAの前身となる初めてのコレクションがミラノコレクションで発表され、彼の才能が世界に知られることとなりました。

2015年からはジルサンダーのウィメンズデザインチームに参加し、現クリエイティブディレクターであるルーシー&ルーク・メイヤー夫婦のデビューコレクションを手がけるなど、彼のキャリアは順調に進展。2018年8月には帰国し、新たに高級婦人服ブランド「HARUNOBUMURATA」を立ち上げました。彼のデビューコレクションとなる2019年秋冬コレクションは、公式なミラノファッションウィークのスケジュール上で発表され、多くの期待が寄せられています。

コンセプト「Luxury of Silence」


HARUNOBUMURATAのデザインコンセプトは「Luxury of Silence」。これは静けさの中にある贅沢さを表現したもので、クリーンで洗練されたカットと高品質の素材を組み合わせたスタイルを提案しています。特に2019年秋冬コレクションでは、「姿勢」に焦点を当て、このテーマを通じて服がどのように身体にフィットし、どのような感覚を与えるかに着目しています。これは、イタリアのデザイナーAchillle Castiglioniの光のデザインから影響を受けたものです。

コレクションの中でも特に注目を集めるアイテムは、ダブルフェイス仕立てのコートです。このコートはイタリアの職人による手縫いで仕上げられており、驚くほど軽やかな仕上がりとなっており、一枚仕立てのため、着心地は非常に快適です。さらに、イタリア製のレザーバッグには特別にデザインされた金属脚が付けられ、持つ動作そのものがデザインに組み込まれています。このように、HARUNOBUMURATAのコレクションは、単なるファッションアイテムを超え、デザインそのものが生活に寄与するような意図が込められています。

素材に関しても、80%がイタリア製、残りの20%が日本製の生地を使用しており、縫製も同様に80%が日本製です。これは、村田氏が持つ日本とイタリア、両方の美意識と文化を融合させた結果です。

東京での受注展示会


ミラノでのコレクション発表に続いて、TOKYOでは受注展示会が開催されます。日時は2019年3月11日から15日まで、場所は南青山のON TOKYO SHOWROOMです。アポイントメント制のため、興味がある方は事前に予約が必要です。問い合わせは以下のメールアドレスへ。

【お問合せ先】[email protected]
公式ウェブサイト

村田晴信氏の新たな挑戦は、確実に日本のファッション界に新風をもたらすことでしょう。今後の展開にも目が離せません。

会社情報

会社名
Atrum Design
住所
東京都杉並区下高井戸2-29-122F
電話番号
080-9178-5582

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