石狩市データセンター
2024-10-23 16:29:56

北海道石狩市に再生可能エネルギーによるデータセンターが着工

北海道石狩市に再生可能エネルギーによるデータセンターが着工



東急不動産株式会社が、北海道石狩市で新たに開発する「石狩再エネデータセンター第1号」の起工式を2024年9月30日に行ったことを発表しました。このプロジェクトは、同年10月1日に本格的に着工されたものです。データセンターは、再生可能エネルギー100%を利用して運営される予定で、環境に配慮した施設として注目されています。

環境への配慮と持続可能な地域社会への貢献



本事業では、東急不動産と株式会社Flower Communicationsが協力し、プロジェクトの管理を進めています。また、他の投資家とも協力し、再エネの充実したデータセンターを構築することを目指しています。特に、石狩市と東急不動産は2024年3月に締結した「再エネ利用による持続可能なまちづくりに係る協定書」に基づき、地域社会の脱炭素化に向けた取り組みを強化しています。

再エネ利用によるデータセンターの運営



このデータセンターは、オンサイトPPA(Power Purchase Agreement)事業を通じて、地域内で発電された再生可能エネルギーを直接利用する仕組みを導入する予定です。この方法により、データセンターでのCO2排出量を大幅に削減が期待されています。さらに、豪雪地帯でも効率良い発電を可能にする特殊な架台を採用することで、発電量の最大化にも取り組んでいます。

総務省の支援と地域のデジタルインフラの強化



本プロジェクトは、総務省の「デジタルインフラ整備基金助成事業」にも採択されており、地域におけるデジタルインフラの整備とデータセンターの地方分散の推進に寄与しています。特に北海道は、地域におけるデータセンターの立地に期待され、国内外から注目を集めています。

石狩市の積極的な取り組み



石狩市は、環境省の「脱炭素先行地域」に選定され、2050年カーボンニュートラルの実現を目指しています。この市は、再生可能エネルギーの導入を拡大し、環境に配慮した産業集積を進めています。データセンターの運営は、市全体の環境戦略の一環として位置づけられています。

データセンター事業の重要性と今後の展望



近年、デジタルトランスフォーメーションが進む中、データ処理量は急増しています。そのため、データセンターの需要は増加し、質の高い施設の整備が求められています。東急不動産は、環境経営とデジタルシフトを兼ね備えた新たな事業モデルを追求し、地域の持続可能な発展に貢献することを目指しています。

石狩再エネデータセンターの基本情報



物件の所在地は、北海道石狩市新港中央にあり、延床面積は約11,093㎡、受電容量は15,000kW。予定される竣工日は2026年3月31日で、プロジェクト全体は地域社会と連携しながら進めていく計画です。

結論と未来への展望



東急不動産の新しいデータセンターは、再生可能エネルギーを基盤とする持続可能な運営が行われることにより、地域社会や環境に良い影響を与えることが期待されています。このプロジェクトは、全国的な再生可能エネルギーの推進にも寄与するもので、地域経済への好影響が期待されます。デジタルインフラの強化を図りながら、持続可能な未来へと向かう取り組みが進んでいくことでしょう。


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会社情報

会社名
東急不動産株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121

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