店舗経営をデジタル化する「hacomono insight」
株式会社hacomonoは、ウェルネスや運動施設向けに提供しているオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」に新機能「hacomono insight」を追加しました。この機能の導入により、店舗運営者は売上、会員数、継続率などの主要な経営指標を簡単に確認・分析し、より良い経営判断が可能になります。
デジタル化の進展とその課題
ウェルネスやフィットネス業界では、コロナ禍の影響でデジタル化が進んでいますが、店舗ごとに以下のような課題が散見されています。
- - データの収集や加工に手間がかかる
- - 分析に必要なスキルや知識が不足している
これらの問題に対処するため、hacomonoは「hacomono insight」の開発に取り組みました。特に多くの店舗では、経験や勘に頼った運営が常態化し、データの活用が進んでいない状況があります。そのため、顧客の利用頻度や退会の傾向が見えにくく、安定した成長が難しくなっています。
「hacomono insight」の特長
1. 視覚的なデータ表示
「hacomono insight」は、店舗の売上や会員数、継続率をダッシュボードでわかりやすく表示します。管理画面にログインすれば、売上高や契約者の数、プランの継続率が簡単に把握でき、グラフを用いて会員ごとの詳細情報にもすぐにアクセスできます。これにより、経営者やスタッフは迅速な意思決定が可能となります。
2. 自動化された顧客フォロー
メンバーの状況に応じた自動フォロー機能も搭載されています。この機能によって、例えば、利用頻度が下がってきた会員や契約更新が近づいている会員を自動的に特定し、問題のある顧客層を洗い出します。これにより、スタッフは業務の合間に優先的にフォローすべき顧客を見極めやすくなります。
3. 会員のライフサイクルに基づくアプローチ
「hacomono insight」は、退会リスクに応じたアプローチ方法を提案します。行動データに基づいて各会員に対する最適なコミュニケーション戦略を導き出し、会員のライフサイクル全体を通じての適切な対応を可能にします。
利用方法と料金プラン
「hacomono insight」は、データ分析機能やメンバータイプ自動付与機能を含む「データ経営パック」として月額8,000円(税抜)で提供されます。これにより、店舗運営者はデータの可視化から分析、戦略的アプローチ、効果測定まで、包括的に行えるようになります。
導入時には、カスタマーサクセスチームが店舗に応じた分析軸の設定および具体的なアクションの方法をサポートし、店舗の課題解決に取り組みます。
今後の展望
今後は、さらに多くの機能拡張が予定されています。具体的には、体験予約後の来店率や入会率の分析、新機能に顧客のアンケートデータも活用できるようにしていく予定です。hacomonoは、今後も店舗運営における課題解決に向けた取り組みを続けていくことでしょう。
「hacomono」とは
「hacomono」は、店舗での予約や決済をお客様自身がオンラインで完結できるクラウドサービスです。これにより、店舗の業務効率化を図り、スタッフの業務負担を軽減します。2019年にサービスをスタートし、すでに10,000店舗以上に導入されています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社hacomono
- - 所在地: 東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル5F
- - 代表者: 代表取締役CEO 蓮田 健一
- - 創業年: 2013年
- - 資本金: 100百万円
- - 事業内容: ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」の開発・提供