近年のライフスタイルの変化に伴い、家庭内での家事の負担感が増していることをご存知でしょうか。株式会社エムフロが行った大規模な意識調査により、家事を手抜きしたいと思う瞬間や、どの家事が優先的にスキップされているのかが浮かび上がってきました。本記事では、その調査結果をもとに現代の家事事情を深掘りしていきます。
調査概要
2026年6月18日、日常的に家事をこなす499人を対象にしたこの調査は、自社によるインターネット調査で実施されました。回答者の大半が女性で、年齢層は20代から60代以上まで幅広く、高い信頼性がある結果が得られています。調査の目的は、家事を行う際のリアルな心理状態と手抜き行動を明らかにすることです。
家事の手抜き意識
間違いなく、多くの人が共感できるのは「家事を手抜きしたい瞬間」です。調査によると、最も多く挙げられた理由は「疲れているとき(47.3%)」でした。そして次いで「体調が悪いとき(45.1%)」と、身体的な負担が直結していることが判明しました。このことから、家事への意欲は肉体的な状態やメンタルに大きく影響されることが理解できます。
家事で手抜きする上位3位
調査結果で最も多くの支持を集めたのが「食事の支度」で、なんと6割近くの人が、この家事を真っ先に手抜きするとされています。次いで「掃除(37.1%)」、続けて「洗濯」という結果が出ています。これらは、時間がかかり労力を要する一方で、何らかの代替手段が充実していることが手抜きの理由となっています。
1位:食事の支度
食事の準備は、日常生活で非常に重要な側面を持ちますが、時間や労力がかかるため手抜きしたくなる気持ちもよく理解できます。特に外食やコンビニ惣菜、冷凍食品などの選択肢が増えたことで、余裕を持った生活が可能になっている反面、自炊の負担は軽減されにくい状況もあります。
2位:掃除
掃除は、やらなくても短期間の間で大きな問題になりにくい家事として、比較的手を抜きやすいと評価されています。特に「スケジュールの中で省ける部分」が存在するため、家族間での分担がしやすい点も影響しています。
3位:洗濯
洗濯もまた手抜きの対象として頻繁に挙げられています。特に、取り込んだらすぐには畳まずに置いておくなど、日々の負担を軽減する工夫が見られます。これにより、身軽に過ごせる時間が増えることが期待できます。
家事を手抜きする時の心の葛藤
家事を手抜きしたいと感じる理由は、一般的な実情から見ると「忙しい」「疲れている」のが上位を占めています。しかし、それにも関わらず約60%の人が手抜きに対して罪悪感を覚えるという結果が出ています。この矛盾が見せる心理状態は、家事を人間的な責任と捉えるあまり、心が疲弊する要因にもなります。
結論として、家事の手を抜くこと自体は悪いことではないと考えます。もちろん生活の質を高めるためには家事が大切な役割を果たしておりますが、無理をし過ぎない柔軟な考え方も重要です。時にはゆるくしたり手を抜いたりすること自体が、心の健康にもつながるのです。
スペシャリストのコメント
家事アドバイザーの河野真希氏によると、「効率化を図ることで家事の負担を軽減する視点が求められる」とのこと。また、手抜きは生活を見直す良い機会だとも指摘されています。家事をこなすことに追われず、自分自身の健康やメンタルにしっかり寄り添うことが重要です。無理をせず、ぜひ自分の生活スタイルに合った家事の仕方を見つけてください。
家事は生活の一部ですが、時にはその流れを変えることも大切です。例えば、時短家電を使ったり外部に頼ることで、心や身体を十分に休める時間を確保することのできる時代になっています。家事の効率化を図り、より良いライフスタイルを見つけてみましょう。