AIを活用した介護業界改革を目指すファンドが始動

AIを活用した介護業界改革を目指す「日本発ヘルスケア革命をおこすAIファンド」

日本は今や超高齢社会。65歳以上の国民が28％以上を占め、介護を必要とする人々が増加しています。しかし、介護業界は人手不足に悩まされており、これまでのシステムでは限界が見え始めています。そんな中、「日本発ヘルスケア革命をおこすAIファンド」が設立され、介護業界に新しい風を吹き込もうとしています。

ファンドの目的と背景

このファンドは、日本KAIGOソフト株式会社が運営します。彼らはICT、IoT、AI技術を駆使して、介護の現場を根本から変革することを目指しています。本ファンドへの出資金は、同社が開発した「AIケアプラン」と呼ばれる介護記録ソフトの機能向上に使用されます。

「AIケアプラン」は、経済産業省による認定を受けた、北海道大学と連携して開発された画期的なサービスです。このプロジェクトは、政府機関や大学、企業が一体となり、地域の課題解決を目指す協力体制の一環でもあります。すでにプロトタイプの開発と必要なデータの収集が進められており、AIを学習させる準備も整っています。

AIケアプランの特色

AIケアプランの最大の特徴は、人工知能を利用して、利用者一人ひとりに最適化された介護プランを提案することです。介護現場から集めたデータをAIに学習させ、時間が経つにつれて、その精度を向上させることができます。これにより、より質の高いケアを提供できるようになり、介護の負担軽減にも寄与します。また、得られた収益の一部は、健康寿命の延伸を目指した活動に寄付される予定です。

日本KAIGOソフト株式会社について

日本KAIGOソフト株式会社は、さくらコミュニティサービスのグループ会社として2016 年に設立されました。介護現場の働き方改革を目指し、最新のテクノロジーを取り入れたアプリの開発に注力しています。介護業界をグローバルスタンダードへと発展させるために、彼らの取り組みは非常に重要な位置づけにあります。

ミュージックセキュリティーズも後援

このファンドは、少額から出資できるプラットフォーム「セキュリテ」を通じて運営されています。「セキュリテ」は、経済的リターンを求める一方で、地域の課題解決にも貢献する新たな投資形態です。このように、多くの人々からの出資を受け、介護業界における変革を進めていきます。

ファンドの詳細は、セキュリテの公式サイトや楽天証券のページでご確認いただけます。