スポGOMI㏌川中島決戦:新潟県チームが大勝利!
10月19日に長野県川中島で開催された「スポGOMI㏌川中島決戦」では、新潟県と山梨県の有志たちが集結し、環境問題に取り組むための競技が行われました。このイベントは、戦国時代の歴史的な場所である川中島を舞台に、両県のチームがごみを拾うことで交流を深め、平和のメッセージを伝える意図で企画されました。
今回は新潟県チームが昨年のスポGOMIワールドカップ日本STAGEチャンピオンの「一般社団法人スマイルストーリー」のメンバーから構成されており、一方山梨県チームは「山梨青年工業会」のメンバーで編成されました。両チームはそれぞれの地域の名手たちが集まった「ごみ拾い軍団」として、互いに見せつけ合う熱戦を繰り広げました。
戦績は新潟県の圧勝!
競技が始まると、参加者たちは公園周辺や住宅地へと分かれ、空き缶、ペットボトル、さらにはたばこの吸殻を一つ一つ丁寧に拾い上げていきました。激しい戦いの結果、新潟県チームは105.53kgのごみを回収し、10818ポイントを獲得。これに対し山梨県チームは31.05kg、3548ポイントに留まり、新潟が見事な勝利を飾ることとなりました。この結果は、単なる競技を超えて、参加者たちの環境意識が育まれる機会ともなりました。
参加者からは、「ごみを捨てないという意識を子どもたちに感じてもらえたら」との声や、「今回の活動が海の生き物を守る一助になることを願う」との喜びの声が寄せられました。特に新潟県チームは青色のタオル、山梨県はオレンジ色のタオルを使い、より一層の結束感を醸し出しました。
特別賞と感謝の意を表す交流
今回のイベントでは、各県の中で特に優れた業績を収めたチームには特別賞が授与されました。新潟県からは「上杉謙信公チーム」が33.89kg、3163.5ポイントを獲得。山梨県は「Team New Face」が8.62kg、957.0ポイントを記録する結果となりました。ここで新潟チームの関田将人さんは、「ごみがこれほど落ちているとは思わなかった」と貴重な体験を語り、山梨県の早川さんも「楽しくごみ拾いができた」と充実感を漂わせました。
開会式と閉会式では両チームリーダー間での「塩」の贈呈や、両県の名産品交換が行われ、互いの親睦を深めました。また、来年のスポGOMIワールドカップに向けた連携とアドバイス交換もあり、さらなる絆を築く機会となりました。
未来に向けたメッセージ
新潟県のスマイルストーリー代表は、「楽しい清掃活動を今後も続けることで、海洋ごみ削減にも繋げたい」との決意を示しました。山梨県チームの副会長も、清掃活動による心身のリフレッシュを語りつつ、引き続き環境意識を高めていく必要性を訴えました。
今回のイベントで得られた経験が、参加者やその背景にある地域社会にプラスの影響を与えることを期待しつつ、これからも継続的な活動がなされることが願われます。新潟県と山梨県の連携が地域だけでなく、より広範囲な環境保護活動につながることを希望します。