高付加価値体験創造プロジェクトの開始
株式会社ドリームインキュベータ(DI)は、山口フィナンシャルグループおよびエクスペリサスとの協力により、地域の観光集客と活性化を目指す「高付加価値体験の構築×インバウンド富裕層誘客プロジェクト」をスタートします。このプロジェクトは、富裕層旅行者を対象に、地域の持つ豊かな観光資源を活かし、持続可能な経済発展を促すものです。
プロジェクトの背景
DIは、2024年3月に山口フィナンシャルグループとの資本業務提携を結びました。提携により、地域の課題解決や新たな付加価値の創出を目指し、DIの新規事業構想力と山口フィナンシャルグループの地域ソリューション力を融合させることが可能になります。国は2030年までに15兆円のインバウンド消費を目指していますが、特に地方地域への誘致と消費拡大が重要視されています。日本の地方観光資源はESG志向の強い「Modern Luxury層」と高い親和性を持っており、これを活かした誘客が期待されています。
プロジェクトの目的
本プロジェクトの主な目的は、山口・広島・福岡エリアにおいて、地域の歴史、文化、自然、食といった観光資源を駆使し、高付加価値体験を創出し、国内外の富裕層旅行者を引き寄せることです。これにより、地域観光消費を拡大し、持続可能な観光地域を築き上げること、さらには地域経済を活性化することを目指します。また、インバウンド富裕層を呼び込むことで地域の観光インフラの発展につながり、民間投資の機会を増加させることも見込まれています。
具体的な体験プログラム
このプロジェクトでは、各地域におけるユニークな体験プログラムが設定されています。下関では、日本の美食「ふく」を楽しむガストロノミープログラムが用意され、長門では、400年の歴史を持つ「萩焼」を深く知る機会が提供されます。また、山口では武将が築いた日本庭園を体験できるプログラム、岩国では日本酒のトレンドを生み出す「獺祭」と武具展示を巡る歴史探訪の旅が計画されています。さらに、北九州のディープツアーでは、この地域の人情や文化に触れることができます。
連携企業の紹介
このプロジェクトに参加している株式会社山口フィナンシャルグループは、地域金融機関として、地域の課題に対するソリューションを提供しています。また、子会社の株式会社YMFG ZONEプラニングは、地域とともに未来をデザインするビジョンのもと、地域振興や観光開発にも関与しています。さらに、エクスペリサスも高付加価値な旅行体験の開発を担い、日本全国の豊かな文化を次世代へ継承する取り組みを進めています。
最後に
DIは「社会を変える 事業を創る。」とのミッションのもと、インバウンド領域における新たな産業創出へ向けたプロジェクトを推進し続けています。この新プロジェクトを通じて、地域観光の活性化と持続可能な発展に繋がることを期待しています。